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【古代オリエント博物館の楽しみ方】ナイト講座や歴史を感じるお土産が人気

サンシャインシティ文化会館にある「古代オリエント博物館」をご存知ですか?サンシャインシティビルといえば、池袋を象徴するサンシャイン60の展望台や、水族館、プラネタリウムを思い浮かべる方が多いと思いますが、文化会館にある古代オリエント博物館も人気のスポットとなっています。

本記事では、古代オリエント博物館で行われる人気の講座や展覧会など、魅力と楽しみ方をご紹介しますので、古代オリエント博物館を訪れる前に、どのような楽しみ方ができるのかを見ていきましょう。教養の深まるおもしろい発見ができるといいですね!

古代オリエント博物館の基本情報

「そもそも古代オリエントってどのあたり?」と場所がわからないという方も、まずは古代オリエントといわれている場所から確認しましょう。

古代オリエントは、チグリス川とユーフラテス川の間にある開放的な地形であるメソポタミアと古王国・中王国・新王国の3つの繁栄期を中心とした3000年の歴史があるエジプト、地中海東岸のシリア、パレスチナをいいます。

古代イランは、重要な貿易の中継ぎ地点で、ヨーロッパやアジアの接点として大きな役割を果たしていました。周囲を山に囲まれたイラン高原はオリエント文明の窓口として、農耕牧畜や都市文明の発生に影響したといわれています。

オリエントは、アッシリアが統一しますが、100年と経たないうちに崩壊し、4つの国(メディア・リディア・新バビロニア・エジプト)に分かれます。その後、有名なダレイオス1世によって、アケメネス朝ペルシアによるオリエントが再統一されます。

古代オリエント博物館とは

古代オリエント博物館は、古代オリエントに関する研究調査を行い、古代オリエントに関する資料を収集・保管・展示すると共に、学術文化の向上発展に寄与することを目的として1978年(昭和53年)に設立されました。

古代オリエント博物館はシリアなどで海外学術調査を行い、出土品に加え、考古、美術、歴史などの幅広い資料を展示してます。西アジアやエジプト地域を中心とした旧石器時代からササン朝までの資料約5,000点、及びシリア出土品も多数収蔵しています。

また、コレクション展やクローズアップ展、夏と秋に行われる特別展、金曜夜のナイト講座等が開催される魅力あふれる博物館となっています。

現在クローズアップ展では、「危機にあるシリア文化遺産の記録」として、シリア国内の被災状況や文化遺産の保護に取り組む人々の姿などを紹介しています。

シリアには、シリア内戦(シリア政府軍とシリアの反体制派、それらの同盟組織などによる内戦)によって危機にさらされている6つの世界遺産(遺跡・古代都市)があります。それらは、危機遺産リストに登録されているのです。

長期にわたって同地で考古学の調査を継続してきた筑波大学が、文化庁文化遺産保護国際貢献事業の委託を受け、シリア文化遺産の記録や重要性に関する啓蒙活動について紹介しています。

夏の特別展では、世界最古の文学作品「ギルガメッシュ叙事詩」の主人公である古代メソポタミア、シュメール初期王朝時代の伝説的な王・ギルガメッシュをはじめとする古代の英雄や神々、当時の生活に関わる資料が展示される予定です。

メソポタミア時代に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

古代オリエント博物館
住所: 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目1-4 サンシャインシティ文化会館7階
電話番号:03-3989-3491
ホームページ:http://aom-tokyo.com/index.html

気になる今後の展覧会スケジュールは下記となります。訪問の際の参考にしてみてください。

展覧会スケジュール「古代オリエント博物館」

【コレクション展】「タイムスリップ!古代オリエントの世界」

  • 日時:2019年6月8日(土)から6月30日(日)
  • 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
  • 入館料:一般/600円・大高生/500円・中小生/200円
【クローズアップ展】「危機にあるシリア文化遺産の記録」
※コレクション展会期中の土曜日、日曜日は、小学生(保護者同伴)と中高生は無料

  • 日時:2019年4月13日(土)から7月7日(日)
  • 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
  • 入館料:一般/600円・大高生/500円・中小生/200円
【夏の特別展】「ギルガメシュと古代オリエントの英雄たち」

  • 日時:2019年7月13日(土)から9月23日(月・祝日)
  • 入館料:一般/800円・大高生/600円・中小生/300円

「危機にあるシリア文化遺産の記録」は、オリ博講演会にも申込み不要で参加することができます。

【オリ博講演会】「危機にあるシリア文化遺産の記録」

  • 場所:池袋サンシャインシティ 文化会館7階 会議室710室
  • 日時:6月23日(日)
  • 時間:13:00~15:00
  • 定員:130名
  • 参加費:500円

古代オリエント博物館へのアクセス・駐車場・最寄り駅

オリエント博物館へのアクセス方法を見ていきましょう。ここでは、最寄り駅や駐車場の情報をご紹介します。電車を利用する場合は、東京メトロ有楽町線「東池袋駅」6・7番出口より徒歩6分、JR「池袋」駅東口より徒歩13分となります。

車でお出かけの場合は、首都高速道路5号線「東池袋出入口」に直結の「サンシャインシティ駐車場」を利用することができます。

サンシャインシティの各施設では、駐車場料金が割引になるサービスを実施しています。駐車サービス対象施設は、店舗や条件・方法が異なりますので、詳細は直接施設へお問合せください。

駐車場名:「サンシャインパーキング」
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目1-1 サンシャインシティB2・B3
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
電話番号:03-3989-3452(サンシャインパーキングフロント(サンシャイン60ビル B2))
時間料金:下記参照
設置場所:地下
全収容台数:1,800台
クレジットカード:利用可
【駐車料金】「サンシャインパーキング」

  • 入庫~4時間:30分毎に300円
  • 4~8時間:2,400円
  • 8~10時間:2,400円 +8時間超過30分ごとに300円を加算
  • 10~24時間:3,600円
  • 24時間以降:上記の料金形態を繰り返し適用

サンシャインパーキングは、ビルごとに色分けされています。古代オリエント博物館のある文化会館は、「青エリア」に駐車するようにしましょう。

ちなみに、サンシャイン60ビルは、緑エリア、専門店街アルパはオレンジエリア、プリンスホテルは黄色エリア、プラネタリウムや水族館は赤エリアとなります。

古代オリエント博物館の開館時間・入館料金

古代オリエント博物館の開館時間は、午前10時から午後5時(最終入館:午後4時30分)となっています。ただし、ナイト講座開催日は、開館時間が延長され、午後8時まで開いています。(最終入館午後7時30分)展示週間中は無休ですが、展示替えを行う際と年末年始は休館しますのでご注意ください。入館料金は、開催中の展覧会によって異なります。

2019年に予定されている休館日【展示替え】

  • 7月8日(月)から7月12日(金)
  • 9月24日(火)から9月30日(月)
  • 10月1日(火)から10月4日(金)
  • 12月2日(月)から12月6日(金)
  • 古代オリエント博物館の魅力と楽しみ方

    古代オリエント博物館では、人気のナイト講座をはじめ、数々の展覧会が行われています。どんな魅力があるのかを見ていきましょう。

    常設展・クローズアップ展などの展覧会で歴史に触れる

    クローズアップ展・コレクション展(常設展)では、歴史に触れることができます。

    教科書を見るだけの学習ではなく、博物館に自ら足を運び、古代オリエント180万年の歴史を「知る」、古代オリエントの世界が遺した遺品を「観る」、講演会やイベントに参加して講師から「学ぶ」ということを経験すると、古代に生きた人達のことをもっと身近に感じられますよ。

    ナイト講座や自由学校、オリ博講演会で歴史を学ぶ

    金曜夜のナイト講座は、月に一度行われる先着150名の人気講座ですが、自由学校と呼ばれる講座もあります。自由学校は、古代オリエントの文化や言語などをもっと詳しく知りたいという方を対象とした講座となっています。

    児童・生徒のための学習プログラムでは、子ども向けガイドツアーやワークショップ、小中高生対象のオリ博体験講座をはじめ、学生・学校教員向けに「博物館で学ぶ高校世界史問題集」の無料配布など、様々な催しが行われています。

    ミュージアムショップでお土産を購入

    ミュージアムショップでは、博物館ならではのオリジナルグッズをはじめ、人の心を惹きつける数々のグッズが取り揃えられています。中には、メソポタミア文明で使用されていた古代文字である「楔形文字50音表」や古代エジプトで使われた神聖文字「ヒエログリフの50音表」など魅力的なお土産を購入することができます。

    古代オリエント博物館まとめ

    今回は、古代オリエント博物館の楽しみ方をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。古代オリエント博物館では、魅力的な展覧会がたくさん行われていましたね。

    普段「博物館にはあまり行かない」という方も、休日などを利用して古代オリエント博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか。古代オリエントのことをもっと知りたいというきっかけとなるかもしれません。