「消防博物館」は、新宿区四谷の新宿通りにあり東京消防庁の歴史や防災、防火の活動が学べる博物館です。消防博物館では江戸時代から現代までの消防活動のすべてを知る事ができますし、その時代の消防車や救急車も展示してあります。
消防士に憧れているお子様は大興奮間違いなしですが、学びながら遊ぶこともできるため大人も一緒になって楽しむこともできます。
四谷周辺にはお寺や神社が多く存在し、歴史ある史跡や建物も点在しています。そんな一角にある消防博物館の楽しみ方を紹介します。
ページコンテンツ
消防博物館の基本情報
ここからは消防博物館の基本情報です。事前に情報をチェックして訪れてみてください。
消防博物館は上階から見学するのがおすすめとなっています。また館内のガイドツアーを行っています。毎日PM1時45分~2時15分の30分間ですので気軽に参加してみてください。
フロア情報
- 10階:防災ラウンジ
- 7階:図書資料室
- 6階:企画展示室
- 5階:消防の夜明け
- 4階:消防の変遷
- 3階:現代の消防
- 1階:エントランス
- 地下1階:消防自動車の変遷・ミュージアムショップ
消防博物館とは
消防博物館は、1992年12月にオープンしました。消防博物館は地下1階から10階まであるためとても大きな建物だと伺えます。消防博物館1階のエントランスでは実際に使われていた消防ヘリコプターが鎮座し、お客様をお出迎えしています。2階には消防署である四谷消防署があり、8階の消防博物館事務室、9階の事務室を含め一般公開はされていません。
消防博物館では、江戸時代の消火活動のジオラマの展示や防災アニメの上映、消防士になって記念撮影をすることもできます。また消火活動で使われる道具や器具の展示や防災・防火、消防に関するクイズができる機器が複数存在しています。見どころ満載なのでじっくり時間をかけて見学できる博物館となっています。
尚、レストランは併設されていませんが、10階にある防災ラウンジでは持ち込みで飲食することが可能です。天気が良い日は富士山が見られます。
TEL:03-3353-9119
HP:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/mus/mus-kannai.html
消防博物館へのアクセス・駐車場・最寄駅
電車
- 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口直結
- 都営新宿線「曙橋駅」A1出口より徒歩7分
駐車場
専用駐車場はありませんので、近隣の駐車場をご利用下さい。
- 消防博物館まで:徒歩1分
- 営業時間:24時間
- 通常料金:8時~22時 25分200円、22時~8時 60分100円
- 最大料金:昼間(8時~22時) 2,400円、夜間(22時~8時) 600円
- 消防博物館まで:徒歩2分
- 営業時間:24時間
- 通常料金:8時~18時 15分200円、18時~8時 20分200円
- 最大料金:昼間(8時~18時) 2,000円、夜間(18時~8時) 600円
- 消防博物館まで:徒歩2分
- 営業時間:24時間
- 通常料金:8時~24時 15分200円、24時~8時 60分100円
- 最大料金:12時間毎 1,900円、夜間最大500円
消防博物館の営業時間・休日・料金
営業時間
9時30分~17時(ただし7階の図書資料室は、水曜日・金曜日・日曜日のみ。PM1時~PM4時30分まで)
休日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月28日~1月4日)
料金
無料
消防博物館の魅力と楽しみ方
続けて消防博物館の魅力と楽しみ方です。消防博物館の全貌を探って行きましょう。
江戸時代からの消防の歴史を学べる
3階から5階では、江戸時代から現代までの消防の歴史を学ぶことができます。
まず3階と4階では明治から昭和、そして現代の消防の歴史をアニメや当時の写真を使って表現しています。そして5階では江戸時代の町並みと消防の様子をジオラマで見事に再現しています。時代劇で一度は見たことがある風景が垣間見れます。
そして6階では期間ごとに特別展示会が行われていたり、7階には消防関係の本が充実した図書資料室も存在します。
消防用のヘリコプターの操縦席に座れる
消防博物館の5階にある屋外には消防用のヘリコプター「かもめ」があります。なんと操縦席に座ることができるためとても珍しく貴重な体験です。これはぜひ操縦桿もきちんと握って実際に運転している感覚を味わってみてください。
尚、その日の天候により閉鎖している場合もあります。
世界の消防車を見て楽しめる
消防博物館の地下1階では歴史ある日本の消防車や救急車が展示されていますが、世界の消防車もあります。
ポンプ自動車で言うとアメリカから輸入された「アーレンス・フォックス消防ポンプ自動車」、「スタッツ消防ポンプ自動車」、「マキシム消防ポンプ自動車」があります。また梯子自動車だとドイツから輸入された「いすゞ・メッツ梯子自動車」、「ベンツ・メッツ梯子自動車」、イタリアから輸入された「イベコ・マギルス梯子自動車」が展示されています。
このような消防自動車で消火活動を行っていたのかと思うと、現代はとても便利になったと感じられます。昔の消防自動車からから比べると沢山の装備が備わったことが分かります。
消防士の格好をして記念撮影ができる
消防博物館の3階には、消防士の格好をして消防車に乗り記念撮影ができます。消防士に憧れているお子様には特に大人気のコーナーですが、大人ももちろん消防士の防火服を着て撮影可能です。「ポンプ隊」、「特別消火中隊」、「特別救助隊」の三種類の防火服とヘルメットもそろっています。
また救急隊員、警察官・婦警などの恰好がスライド式で写し出される映像パネルもあります。さまざまなポーズを決めて撮影に挑んで楽しんでみてください。
火事発生から消火までを楽しめるショー
消防博物館の3階では、模型や映像を使って火災発生から消火までの一連の流れを楽しめることができるショーステージがあります。119番が鳴り消火活動が始まる仕組みを模型や映像から学べるためお子様に分かりやすく大変人気のコーナーとなっています。
またスクリーンを通して消防車の運転から消火活動までを体験できるゲームコーナーもあります。燃えている建物をいかに早く消火させられるかでゲームポイントが貯まり最後に結果が発表されます。
貯まったポイントごとに東京消防庁の階級「消防士」、「消防士長」、「消防司令補」、「消防司令」、「消防司令長」、「消防監」、「消防正監」、「消防司監」、「消防総監」が獲得できます。ぜひ消防総監を狙いたいですね。
お土産を購入できるミュージアムショップ
消防博物館の地下1階には、ミュージアムショップがあり、消防博物館のオリジナルグッズや防災グッズがそろっています。特に防犯グッズは巷で販売されているものとは一味違った商品が豊富にそろっています。中でも約3分間は煙の中を走って逃げられるという「けむりフード」というものがあります。
珍しい防災グッズに触れてみてはいかがでしょうか。
消防博物館まとめ
消防博物館の楽しみ方を紹介しましたがいかがでしたか。消防や防災、防火について学べる施設は日本ではここだけなので、ぜひ訪れてみたい施設です。しかも無料でさまざまな体験ができる穴場スポットでもあります。
昨今、日本では震災や災害に見舞われることが多く決して他人事ではないと思うことがあります。この機会に防災や防火の全てを知って、日頃の日常生活に役立ててみてください。