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思い出に出会える「三鷹の森ジブリ美術館」の魅力と楽しみ方

三鷹の森ジブリ美術館は、ジブリの世界を体験することができる世界的に人気の美術館です。ジブリ映画の製作現場について触れることができるだけでなく、短編アニメーションや企画展示も楽しむことができます。

トトロに出てくるネコバスに乗れるネコバスルームや、ラピュタに登場するロボット兵に出会えるエリアがあるなど、ジブリファンの方であれば何度も通いたくなる人気のスポットです。

本記事では三鷹の森ジブリ美術館の概要とおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

三鷹の森ジブリ美術館の基本情報

「三鷹の森ジブリ美術館」はスタジオジブリの世界を体験することのできる美術館です。正式名称が「三鷹市立アニメーション美術館」といい、子供から大人まで幅広い人に愛されているジブリ映画の製作現場にお邪魔をしているかのような体験を楽しむことができます。

館主はかの有名な宮崎駿さんが務めており、初代館長にはゲド戦記の監督を務めたご子息である宮崎吾朗さん、2代目館長としてスタジオジブリ代表取締役社長である中島清文さんが就任しています。

三鷹の森ジブリ美術館の入場料とチケット購入方法

三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定となっており、全国のローソンで入場券を購入することになります。日時指定といっても入替制ではないため、朝早くに入場をして夜までずっと遊ぶことも可能です。

チケットの販売は毎月10日に1ヶ月分が販売される形式となっており、1年先などの入場券を購入することはできません。料金は非常に格安となっており、下記の料金体系となっています。

  • 大人:1,000円
  • 高校生・中学生:700円
  • 小学生:400円
  • 幼児:100円
  • 4歳未満:無料

三鷹の森ジブリ美術館では、このリーズナブルな価格でジブリの世界を楽しむことができ、また短編アニメーションも楽しみことができます。入場は一日4回制となっており、10時から2時間刻みの時間が設定されています。

ローソンで三鷹の森ジブリ美術館のチケットを購入する手順

ローソンで三鷹の森美術館の購入する手段には下記の3つがあります。

  • 店頭で購入する
  • インターネットから購入する
  • 電話で購入する

店頭で購入する
最も簡単にローソンで三鷹の森ジブリ美術館のチケットを購入する方法は、店頭で購入する方法です。ローソンにはLoppiという端末が設置されており、全国のコンサートやイベントなどのチケットを購入することができます。

Loppiで入場券を購入する手順は下記の通りです。

  • Loppiトップ画面に表示されている「三鷹の森美術館」を選択
  • 月を選択する
  • チケットを購入したい日時を選択する
  • 申し込みを完了する
  • Loppiから申し込み券が印刷されて出てくる

申し込み券をローソンのカウンターに持っていき、その場で代金を支払うことでチケットを入手することができます。

インターネットから購入する
近くにローソンがない場合や、空いている日時を確認してからゆっくりと購入したい場合には、インターネットでチケットを購入する方法がおすすめです。インターネットで三鷹の森ジブリ美術館のチケットを購入する手順は下記の通りです。

  • ローチケにアクセスする
  • 「三鷹の森ジブリ美術館」と検索
  • 「お申し込みはこちら」から日時を指定して購入する
  • メールでくる「予約番号」と引き取り期限を確認する
  • 期限内にローソンにいき、Loppiの「各種番号をお持ちの方」から予約番号を入力する
  • 申し込み券が印刷される
  • 店頭に持っていき、チケットを入手する

電話で購入する
電話で購入する方法は、チケット発売日と発売日翌日以降で番号が異なりますので注意が必要です。発売日は「0570-084-633(10:00~24:00)」、発売日翌日以降は「0570-084-003」が電話番号となっています。海外からのお電話はできませんので注意が必要です。

電話で購入を行うと、予約番号と引き取り期限のガイダンスが流れますので、インターネットで購入する方法と同じ手順でローソンのLoppiから発券を行いましょう。

三鷹の森ジブリ美術館へのアクセス方法

三鷹の森ジブリ美術館は井の頭恩賜公園西園の緑豊かな場所にあり、最寄駅がJR三鷹駅となっております。三鷹駅からは徒歩、もしくはコミュニティバスでアクセスすることが可能です。コミュニティバスであれば5分前後で到着するため便利ですが、晴れた日には美しい遊歩道をのんびりと歩きながら行くのをお勧めします。

三鷹の森ジブリ美術館の各スポットの見どころ

三鷹の森ジブリ美術館は、ジブリの世界が投影されたような童心に帰ることのできる素晴らしい空間を提供し、子供の時の心に再び会うことのできる体験を楽しむことができます。見所がたくさんありますので、本記事で紹介している各箇所の見所以外にも、是非様々な驚きや発見を見つけてみてください。

エントランス

三鷹の森ジブリ美術館のエントランスでは、「きっぷうりば」と書かれた場所にトトロとマックロクロスケが出迎えてくれ、ジブリの世界に来た実感を与えてくれます。「きっぷうりば」と書かれてはいますが、実際にはここで切符を購入することはできません。

受付はトトロが教えてくれますので、赤のエントランスの白い建物へ向かっていきましょう。エントランスから受付へ歩いていくときも、井の頭公園の緑豊かな自然が日常の疲れを癒してくれることでしょう。

館内のランプや窓には、可愛らしいデザインが施されており、中にはジブリのキャラクターが書かれている場所もあります。好きなキャラクターを探しながら、綺麗な窓ガラスを見て回るのも楽しみ方の一つです。

天井にも多くのキャラクターが生き生きと描かれており、魔女の宅急便のキキや、風の谷のナウシカの中で登場する飛行機メーヴェに乗ったナウシカなど、様々なキャラクターが駆け回っている様子が描かれています。エントランスだけでもじっくり見て回る価値が大いにあり、ジブリが大好きな人にはたまらない空間となています。

受付では切符をもらうことができますが、これは35mmフィルムとなっており、映画の上映にも使うことのできるものです。どのシーンの切符がもらえるかはもらうまで分かりませんが、思い出に残ること間違いなしのものです。

中央ホール

受付から入ってすぐの場所は中央ホールとなっており、地下1階から2階までが吹き抜けとなっている開放的な空間が演出されています。天井には天井扉がぐるぐると回転しており、そこにもポニョが楽しそうに泳ぐ姿などが描かれていますので必見です。

螺旋階段や様々な入り口など、まるでジブリの世界のように冒険心を掻き立てられる中央ホールは、見る人を日常から引き離し、好奇心を持って楽しい宝物を探しにいく子供の心に戻してくれます。

常設展示室

常設展示室である「映画の生まれる場所」は、5つの部屋で構成されており、一つの映画が完成されるまでの流れを各部屋を回ることで体験することのできる場所となっています。

実際に使われた鉛筆や、たくさんのイラスト、スケッチ、絵コンテは、ジブリ映画の製作現場のリアルを垣間見えさせてくれます。

企画展示室

企画展示室は、特定の作品や製作スタジオ、作家さんなどに焦点を当てた展示室です。展示期間は1年のこともあれば、3ヶ月や半年など、企画によってまちまちです。定期的に変わる企画展示を見ていくことによって、よりジブリの世界を知ることができるようになります。

三鷹の森ジブリ美術館に何度も通うファンが多いのも、この企画展示の面白さがあってこそでしょう。

ネコバスに乗る夢が叶う「ネコバスルーム」

「ネコバスルーム」はその名の通り、となりのトトロに出てくるネコバスに実際に乗れる場所です。となりのトトロファンであれば誰でも一度は思うネコバスに乗って自由に冒険する体験を、このネコバスルームですることができます。

モフモフのポヨポヨの空間は想像通りのネコバスで、見ただけで大人から子供まで思わず笑顔がこぼれてしまう魅力で詰まっています。ネコバスに実際に乗船できるのは小学生以下のみとなっておりますので、大人の方は外から見て楽しむようにしましょう。

自分の純心と出会える「ラピュタの世界」

螺旋階段を上って美術館の屋上に出ると、広々とした空の下で天空の城ラピュタに登場するロボット兵が登場します。映画の中で登場するシーンと同様に、草が生い茂る中にひっそりと佇み自然と共生しており、ジブリ美術館を守る兵としてその役割を真っ直ぐに果たしています。

ロボット兵を過ぎてさらにラピュタの世界を奥へ進んでいくと、ラピュタ語の文字が刻まれた飛行石を見つけることができます。ラピュタファンの方には必見のエリアです。

ジブリ美術館オススメの絵本・児童書が揃う「トライホークス」

「トライホークス」は三鷹の森ジブリ美鬱感がお勧めする児童向けの本や絵本がおいてある図書閲覧室です。子どもたちに世界の不思議なところ、楽しいところを体験してほしいという願いから、世界の様々な楽しい童話の本がおかれています。

子どもと一緒に三鷹の森ジブリ美術館を訪問した場合には、トライホークスで本をチェックしていきましょう。

短編アニメーションを楽しめる映像展示室「土星座」

最も人気のある施設である「土星座」では、ここでしか見ることができないスタジオジブリ製作のオリジナル短編アニメーションや、おすすめ短編作品が上映されており、ジブリの世界の中の映画館のような場所で、アニメーションの世界を楽しむことができます。

80人ほどが一度に入場することができ、定期的に開催されていますので、一度の入場で少なくとも一度は上映を楽しむことができます。

マンマユート

マンマユートは三鷹の森ジブリ美術館のグッズショップとなっており、キャラクターグッズや、美術館オリジナルのグッズが販売されています。トトロの置物やピンバッジ、ハンカチ、ステッカーなど、日常の中で使える便利で可愛いアイテムが充実しており、ジブリ好きな方には嬉しいショップとなっています。

カフェ麦わらぼうし

カフェ麦わらぼうしは有機農園栽培で作られた新鮮な素材を使った料理を楽しむことができ、カツサンドやケーキなどの軽食を楽しむことができます。室内も雰囲気があり良いですが、晴れた日には屋外のテラス席で食事をするのもお勧めです。

まとめ

三鷹の森ジブリ美術館は大人から子供まで楽しむことのできる魅力的な美術館です。子供の頃の童心に触れる、初めて訪れるときも懐かしい匂いを感じる、故郷のような場所となっており、ジブリファンであれば一度は行きたい人気のスポットとなっております。

日常の中で忙殺されていると感じてしまった時、ふと迷いを感じるときなど、ジブリ美術館を訪れて子供の時の自分と対話をしてみてはいかがでしょうか?