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知りたい!行きたい!京都銀閣寺の魅力と見どころとお土産情報

京都市の左京区にある銀閣寺は、金閣寺と並んで京都を代表するお寺です。春には満開の桜、夏は新緑、秋は紅葉、そして冬には雪と季節ごとに人々を魅了してくれます。京都に行ったら、銀閣寺には必ず寄るという人も多いのではないでしょうか?

そんな銀閣寺の魅力や観光の見どころ、お土産情報などについて紹介します。

銀閣寺について

銀閣寺は正式名称を東山慈照寺といい、臨済宗相国寺派のお寺です。政治の世界から離れて静かな生活を送りたいと願った足利義政が1482年に趣味をたしなむために山荘として建てたのが始まりだったといわれています。

祖父の足利義満が建てた金閣寺を参考に建てたため、銀閣寺になったとも言われていますが、銀箔が貼られていたことはなかったそうです。それは経済的な事情があった可能性がありますが、本当のことはわかっていません。

しかし、その結果金閣寺とはまた違った趣のある建物になっています。義政は山荘の完成を待たずして死去し、その後は臨済宗のお寺になりました。

銀閣寺の魅力

銀閣寺は観音殿の銀閣、東求堂と庭園から構成されています。金閣寺に比べて小さめ、控えめな銀閣寺ですが、美しい庭園を中心としたその姿は東山文化を象徴する寺として有名であり、1994年には世界遺産にも登録されました。

観音殿(銀閣)

観音堂は銀閣寺を代表する建物で、国宝に指定されています。2層構造の様式になっており、1層目は心空殿(しんくうでん)とよばれる住宅風の書院造り、その上は潮音閣(ちょうおんかく)とよばれる観音菩薩像が安置されている仏堂になっています。

屋根の上には「鳳凰」が置かれ、観音菩薩像を守っているという言い伝えがあります。屋根の特徴は薄い板を用いた「こけら葺」で建物全体が落ち着いた雰囲気になっています。観音殿はわびさびを重んじた義政の心意気が感じられる造りで、銀閣寺の大きな魅力の一つです。

東求堂

室町時代に建立された国宝級のお堂です。現存する書院造では最も古いものです。内部には同仁斎とよばれる4畳半の書院があり、義政が書斎として使っていました。

ここでは義政は茶道をたしなみ、茶道、華道、能などのさまざまな文化が生み出された原点にもなりました。東求堂の内部は特別公開時の時に拝観することもできます。

観光の見どころ

庭園

庭園は広さが約2万メートルもある枯山水で、向月堂(こうげつどう)と銀沙灘(ぎんしゃだん)という二つの白砂が特徴的です。

向月堂は高さ180センチの台形に盛られた砂型で、富士山のような形をしています。義政がこの台に座って東山に上る月を待ったという説がありますが、本当のところはわかっていません。

銀沙灘は波の形をした白砂です。月の灯りを反射させて本堂を照らすのに役立てたといわれています。広大な庭園と趣のあるこの二つの砂盛は見逃せない絶好ポイントです。

錦鏡池

観音殿の前には錦鏡池(きんきょうち)とよばれる池があり、この池を取りかこむように回遊式庭園が造られています。池泉回遊式庭園とよばれ、特別名勝に指定されたこの庭園はとりわけ美しく、銀閣寺の魅力の一つとなっています。

観音殿が錦鏡池(きんきょうち)に映るよう設計されており、銀閣寺の見どころのひとつです。早朝に見る姿が一番美しいといわれているのでできるだけ早い時間に行くことをおすすめします。

銀閣寺周辺のお土産情報

哲学の道

若王子神社から法燃院を経て銀閣寺に至る小路に「哲学の道」があります。石畳が続くこの通りは日本の道百選にも選ばれたほどの美しい場所です。春になるとソメイヨシノが咲いて、桜の花びらが舞い散り、それはそれは見事です。

お土産屋さんやカフェもあるので、散策の途中立ち寄ってみるのも楽しいです。

京都ちどりや 銀閣寺店

可愛らしい「ちどり」がトレードマークの自然派化粧品のお店。一つ一つ厳選された天然素材の原料で作られた化粧品は肌が弱い人でも安心して使えるように製造されています。

椿油をベースにあずきの粉と黒砂糖で作られたフェイシャルソープは、15年間も売られ続けている人気商品です。スキンケア、ヘアケア商品のほかオーガニックランジェリーなども取り扱っています。

ちりめん山椒 樂珍

青い山椒の実が入ったすっきりした味わいのちりめん山椒はごはんにぴったりのお惣菜で、お土産にも最適です。添加物や防腐剤は一切使用せずに作られています。哲学の道の一本西の鹿ケ谷通りにあるので、見過ごして通りすぎないようにご注意を!

よーじや 銀閣寺店

あぶら取り紙で有名なよーじや。銀閣寺店にはカフェも併設され、カフェグッズも販売されています。ボールペンやマグカップなどの雑貨品から、よーじや抹茶チョコやよーじや焼きショコラなどのスイーツもあります。庭もきれいで、哲学の小道の散策途中にぜひよりたいお店です。

まとめ

銀閣寺についてご紹介しましたが、いかがでしたか?金閣寺に比べて地味と思われがちですが、銀閣寺には銀閣寺の良さがあります。月を愛し、茶道や華道をたしなんだ義政。そんな足利義政が追及した美の世界が見事に表現されている銀閣寺をぜひじっくりご覧ください。