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羽田空港と成田空港を移動する5つの手段とおすすめサービス

日本最大の空港といえば羽田空港ですね。国際線国内線を含めて年間8500人以上の人が利用し、日本から世界への門であり、世界から日本への門である羽田空港。そしてそのお隣の千葉県に位置し、年間で約4000万人もの人が利用する成田空港です。

羽田空港と成田空港は非常に近くに位置する空港のため、この二つの空港間を行き来することで飛行機の組み合わせの幅が広がるだけではなく、チケット代も抑えることができます。しかし、乗り継ぎの時間が短かったり、荷物も多い中での移動は色々なリスクが伴いますので、羽田から成田へ移動する際には移動手段をしっかり検討することが必要です。

本記事は、羽田空港から成田空港への5つのアクセス方法と各手段のメリット・デメリットをご紹介していきます。羽田空港と成田空港の間を移動する予定がある方は是非チェックしてみてください。

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羽田空港と成田空港の距離と地理情報

羽田空港は東京都大田区にある日本一の空港です。そして成田空港は千葉県成田市にあります。車で移動した際の距離は約80キロ程で、だいたい1時間半ぐらいかかります。

この二つの大きな空港、何より面倒なのはその広さとターミナルの多さ!各移動方法を紹介する前に、自分の乗る飛行機がどのターミナルから出発するのかを調べることは必須条件!ということで、各ターミナル情報をまとめてみました。

羽田空港の発着ターミナル

  • 国際線ターミナル:全ての国際線がここから離発着します。
  • 国内線第1旅客ターミナル:JAL、スカイマークの飛行機(一部のスターフライヤー航空)
  • 国内線第2旅客ターミナル:ANA、ソラシドエアーの飛行機(一部のスターフライヤー航空)

国際線ターミナルは二階が到着ロビーで3階が出発ロビーです。国内線は一階が到着ロビーで二階が出発ロビーです。

国内線の第1と第2ターミナル間、国際線ターミナルと国内線ターミナルの間は約四分間隔で運行する「ターミナル間無料連絡バス」がオススメです。(国内線ターミナル間のみにつき、地下の連絡通路を使用することで人混みに巻き込まれずに移動できますが、400mあるので五分はかかります。)

成田空港の発着ターミナル

  • 第1ターミナル(ANA系列国内線を含む)
  • 北ウィング:スカイチーム系列の航空会社(デルタ、大韓航空、エールフランス)
  • 南ウィング:スターアライアンス系列の航空会社(ANA、ユナイテッド、アシアナ、シンガポール航空)
  • 第2ターミナル(JALの国内線を含む):ワンワールド系列の航空会社(JAL、アメリカン航空、キャセイパシフィック航空)
  • 第3ターミナル:主にLCC(格安航空会社)(ジェットスターなど)

成田空港のターミナルの分け方は複雑で、その便によって変わる可能性があるので、詳しくは公式サイトから調べてみてください!

https://www.narita-airport.jp/jp (公式サイト、ターミナル検索エンジン)←おすすめ!
https://www.narita-airport.jp/jp/t_info(公式サイト、航空会社別ターミナル一覧)

羽田空港と成田空港を移動する各方法のメリット・デメリット

羽田空港と成田空港を「リムジンバス」で移動する場合の基本情報とメリット・デメリット

リムジンバスで羽田空港から成田空港へ移動する際は、東京空港交通株式会社が運営するエアポートリムジンを利用します。

「リムジンバス」利用時の料金と所要時間

  • 大人料金は3100円
  • 子供料金は1550円

(障がい者手帳をお持ちの方は普通運賃から5割引となります。)

所用時間は時間にもよりますが大体1時間から1時間半。また、どの乗り場から乗るかそしてどの降り場で降りるかによって時間も少し変わります(だいたい10分ぐらい)。

どこから乗ってどこで降りるのかは、国際線か国内線、利用航空会社によっても変わるので、上記にある一覧、あるいは公式サイトで確認してみてください!

「リムジンバス」のチケット購入方法

チケットの購入方法は大きく分けて4つあります。

  • リムジンWeb
  • ウェルネット
  • 電話予約
  • 空港窓口

バスの本数は1時間に数本と限られているので、ネットか電話で事前に購入しておくとチケットが売り切れて待つ羽目になるのを防ぐことができます!(電話の対応は平日9時から19時まで、土曜休日は9時から18時まで)

詳しくは公式ホームページで確認してください!
https://www.limousinebus.co.jp/areas/detail/nrt/haneda

「リムジンバス」の乗車場所

乗車場所は空港・ターミナルによって異なります。

羽田空港

  • 国際線:2階の到着ロビーから1階へ降りず、バス·タクシー乗り場と書かれたところへ歩き、階段を降りてください。(5番のりば)
  • 国内線第1ターミナル:手荷物を受け取った後、到着ロビーの道路側真ん中より少し南側の扉を出て、7番のりばを探してください。
  • 国内線第2ターミナル:手荷物を受け取った後、到着ロビーの道路側真ん中付近にあるコインロッカーCの右手側の扉を出て、7番のりばを探してください。

成田空港

  • 第2ターミナル:南口から出て5番のりば、あるいは北口から出て、15番のりばを探してください。第1ターミナル南ウィング:両端に位置する、3番か12番のりばを探してください。
  • 第1ターミナル北ウィング:両端に位置する、3番か12番のりばを探してください。
  • 第3ターミナル: ターミナルを出て、5番のりばを探してください。

「リムジンバス」の発着時間と間隔

羽田発成田行き

  • 始発(国際線乗り場より)6:25 →成田到着(第2ターミナル)7:35
  • 始発(国内線第2ターミナルより)7:50 →成田到着(第2ターミナル)9:00
  • 最終便(国際線乗り場より)18:10→成田到着(第2ターミナル)19:40
  • 最終便(国内線第2ターミナルより)21:00→成田到着(第2ターミナル)22:10

成田発羽田行き

  • 始発(第2ターミナルより)6:55 →羽田到着(国内線第2ターミナル)8:30
  • 始発(第3ターミナルより)7:00 →羽田到着(国内線第2ターミナル)8:40
  • 最終便 (第3ターミナルより)21:20 →羽田到着(国内線第2ターミナル)22:40

基本的にどちらからどちらへ移動するにしても15分に一本ほどです。(ただし、羽田空港国際線ターミナルと成田空港第3ターミナル発のバスの本数は異様に少ないので、下記の時刻表であらかじめ確認しておくことをおすすめします!)

公式の時刻表はこちら!(2019年1月7日現在)
(なお、2019年3月までは成田第1ターミナル南ウィングからは乗車不可)

「リムジンバス」で空港間を移動するメリット

リムジンバスで移動することのメリットは大きく分けて二つあります。

  • 荷物を自分で管理する必要がない
  • リムジンに乗ると搭乗ロビーの目の前まで連れて行ってもらえる

特に海外旅行ともなると大きなスーツケース二つに手荷物を自分で持ち歩くことになります。リムジンを使えば大きなスーツケースは全部バスの荷物入れに入れてもらえるので、持ち歩く必要もなく、また気にする必要もなく、ゆっくりと座席に座ってくつろぐことができます。

また、自分がどこで降りるかさえちゃんと把握していればあとは到着して降りるだけ!近くにあるカート置き場からカートを拝借してスイスイっとチェックインまで行くことができます!

海外旅行をよくする人ならわかるとは思いますが、大きなスーツケースを持ってウロウロすることほど大変なことはありません。リムジンバスを使えばそんな不満は一切ありません!

「リムジンバス」で空港間を移動するデメリット

逆に、リムジンで移動することのデメリットは大きく3つあります。

  • 価格が高い
  • 本数の少なさ
  • 渋滞などに巻き込まれたりした時の遅延問題

他の方法に比べると値段は本当に高いです。安く抑えることも大切な旅行において、わざわざ快適さだけのためにお金を使うのはちょっと…という人にはあまり向いている選択肢ではありません、

また、飛行機の乗り継ぎは時間が命。数分の遅れが命取りになるような場合にはおすすめできません。

羽田空港と成田空港を「エアポート特快」で移動する場合の基本情報とメリット・デメリット

「エアポート特快」利用時の料金と所要時間

エアポート快特とは、京急電鉄が運行する、羽田空港から成田空港を結ぶ直通列車です。

羽田空港を出発後、泉岳寺駅から都営浅草線に乗り入れ、押上駅から京成線に乗り入れ、名前がアクセス特急に変わって、成田空港まで運行します。名前が変わったり路線が変わったりするので困惑しやすいですが、全て同じ列車で、羽田成田間を直通で走ります。(成田から羽田へ向かう際は、アクセス特急に乗り、押上からエアポート快特に名前が変わります。)

所要時間は約1時間45分で、料金は普通運賃で1800円、ICカード使用で1787円です。

「エアポート特快」の切符購入場所と空港からの移動経路

羽田空港から「エアポート特快」へのアクセス
羽田空港からは、到着ロビーからエスカレーターで地下1階へおり、京浜急行線、京急電鉄の案内へ従って歩きます。途中で京急線乗り場へとつながるエスカレーターを探し、おります。

京急線乗り場へ着いたら、切符の券売機で、「京成スカイアクセス線」と書かれた選択肢を選びます。あとは案内板に従って乗るだけ!もし乗り場がわからなかったら、駅員さんに聞くことをおすすめします!快特は本数が少ないので困惑するかもしれません。

成田空港から「エアポート特快」へのアクセス
成田空港からは、どのターミナルからでも、地下1階へ降りる必要があります。(第3ターミナルからは、連絡通路を使って第2ターミナルへ移動してください。)地下へ降りたら、京成電鉄の案内板へ従って、「成田空港駅」(第1ターミナル)か「空港第2ビル駅」(第2ターミナル)へ進んでください。

券売機では、「アクセス線」と書かれているか、あるいは京急線「エアポート快特」と書かれているものを探して選択してください。もしどちらとも見つからなかった場合、駅員さんに聞くことをおすすめします。行き先は「羽田空港」です

「エアポート特快」で空港間を移動するメリット

「エアポート特快」を利用するメリットとしては下記の2点が挙げられます。

  • 直通列車なので途中下車しなくても大丈夫
  • 価格がバスやタクシーに比べると安い

「エアポート特快」で空港間を移動するデメリット

「エアポート特快」を利用して移動するデメリットは、下記の2点です。

  • 本数の少なさ
  • 利用者が多いため混む可能性がある

バスと違って一人一席が確保されているわけではないので、席を探すのに苦労するかもしれません。旅の苦労を労うにはあまりおすすめできる手段ではないかもしれません。

羽田空港と成田空港を「京急電鉄・成田エクスプレス」で移動するの基本情報とメリット・デメリット

「京急電鉄・成田エクスプレス」利用時の料金と所要時間

JR東日本が運営する成田エクスプレスを使う場合は、品川駅での乗り換えが必要となります。

羽田空港からは京急線快特(印旛日本医大方面行)に乗車し、品川駅で下車、JRの成田エクスプレスに乗車します。成田空港から羽田空港へ行く際はこの逆を使用します。

所用時間は約1時間40分で、料金はおよそ3600円です。

「京急電鉄・成田エクスプレス」の切符購入場所と空港からの移動経路

羽田空港から「京急電鉄・成田エクスプレス」への移動経路
羽田空港からは上記のエアポート快特を使用する時と同様、地下へ移動し、京急電鉄乗り場を探して歩き、この場合は券売機では通常切符を購入します。最初に購入する切符は品川駅までです(410円)。

そして、品川駅に着いたら、JRの乗り場を探して歩き、成田エクスプレスのチケットを購入します。この際、乗車券価格に加えて特急券指定席の価格がかかるので、合計は3190円になります。

成田空港から「京急電鉄・成田エクスプレス」への移動経路
成田空港からは、地下1階の鉄道乗り場へ移動し、JRの成田エクスプレスのチケットを購入、品川駅で京急電鉄に乗り羽田空港へ行きます。

「京急電鉄・成田エクスプレス」で空港間を移動するメリット

京急電鉄と成田エクスプレスを利用する際のメリットは、品川からの約1時間は確実に席に座れるということです。指定席なので、その1時間はゆったりとできます。そして、本数が多めです。

エアポート快特のように少なくないので、エアポート快特がない時間帯に移動したい際の良い選択肢となると思います。

「京急電鉄・成田エクスプレス」で空港間を移動するデメリット

反対にデメリットは、乗り換えが必要なことと、価格が高いことです。電車ですので時間にはきっちりですが、リムジンバスよりも価格が高いのは少し頭を悩まされる所かもしれません。そして、もしたくさんの荷物を持っているならば、人の多い品川駅での乗り換えは少ししんどいかもしれません。

羽田空港と成田空港を「京急電鉄・エアポート成田」で移動するの基本情報とメリット・デメリット

「京急電鉄・エアポート成田」利用時の料金と所要時間

2018年3月より、エアポート成田の愛称で知られていたJR東日本の特急はその名前の使用が廃止され、現在はただの快速列車となっています。

羽田空港からは上記の成田エクスプレス乗車時と同様、品川駅まで京急電鉄を使用します。その後、品川駅からは成田空港までの乗車券を購入し、通常の横須賀·総武快速線の列車に乗り込みます。所要時間は約2時間、運賃は1900円ほどです。

成田空港からは上記の道のりを反対に走ります。

「京急電鉄・エアポート成田」の切符購入場所と空港からの移動経路

上の二つと同様、京急電鉄を使用するので羽田空港では地下1階へ進み、京急電鉄の乗り場へ向かいます。その後、品川駅で乗り換え、成田空港行きの快速に乗ります。

成田空港では、地下1階に降り、JRの乗り場へ向かって進みます。乗車券は品川までを購入、品川で京急電鉄に乗ります。

「京急電鉄・エアポート成田」で空港間を移動するメリット

全て普通車ですので価格がかなり安くなります。

「京急電鉄・エアポート成田」で空港間を移動するデメリット

しかし、時間がかかる上、乗り換えがあるのでなかなかおすすめはできません。ただ、普通の電車なので時間に縛りもなく、必ず本数はあるのでゆっくりと移動したい人には良い選択肢かもしれません。

羽田空港と成田空港を「タクシー」で移動するの基本情報とメリット・デメリット

「タクシー」利用時の料金と所要時間

最後にタクシーでの移動方法ですが、タクシー会社によっても異なりますが、およそ3万円かかります。そして、高速道路を使用すれば約1時間半ほどで到着します。

「タクシー」乗り場案内

タクシー乗り場は、羽田空港は到着ロビーを出て両端にあります。成田空港では到着ロビーから外に出て真ん中付近、やや南よりにあります。中央に近い出口から外へ出るとわかりやすいかと思います。

「タクシー」で空港間を移動するメリット

タクシーでの移動は非常に楽です。

まず一つに、タクシーに乗れば1時間半ずっと寝ていられて、空港のターミナルの入り口まで案内してくれます。運転手に起こされて、すぐ出れば空港の出発ロビー前。一番楽な方法だと思います。

二つに、いつでも必ずタクシーはあります。どの時間に空港を出発しようが、いつでもタクシーには乗れます。時間が命の乗り継ぎにとって、これほど嬉しい移動手段はありません。

「タクシー」で空港間を移動するデメリット

しかしながら、道路を走る以上、道路の混雑具合によって遅れが生じる可能性があるのと、やはりタクシーですので価格が非常に高くなります。何人かで乗り合わせたとしても、他の選択肢よりは非常に割高になります。

そして、もし家族で旅行していた場合、荷物が多くなれば一つのタクシーに荷物を全て載せるのは難しいと思うので、そうなると二台分、およそ六万円がかかることになります。確かに楽ですが、タクシーでの移動は多くの人にとって最後の手段となると思います。