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東京のオアシス「明治神宮」の魅力と楽しみ方ガイド

明治神宮は、大都会である東京において、荘厳な緑の森の中に佇んでいる神社です。日本人の皆さんだけでなく外国人観光客の皆さんも大勢訪れるスポットです。一般の神社ようなご祈祷や祭祀も行われていますが、参拝だけに留まらない見どころが各所にあり、ご家族やカップルなどでも楽しむことができます。

明治神宮には、人々に癒しや浄化を授けてくれるパワースポットが点在しています。緑の中の各スポットで、様々なパワーをいただいて帰りましょう。周辺には、お買い物やお食事などを楽しめる施設がたくさんありますので、参拝+お楽しみで明治神宮を訪れるのも楽しいですね。今回は、明治神宮の様々な顔をご案内させていただきます。

明治神宮の基本情報

住所:〒151-8557 東京都 渋谷区 代々木神園町1-1
電話:03-3379-5511
参拝時間:参拝時間 日の出と共に開門し、日の入りに合わせて閉門するため、月により時間が異なる。
授与所受付時間:参拝時間に同じ
御朱印受付時間:参拝時間に同じ
最寄り駅:明治神宮前〈原宿〉駅 / 原宿駅
オフィシャルサイト: http://www.meijijingu.or.jp/

明治神宮とは

毎年の初詣の参拝者数が日本一としても知られているのが明治神宮です。美しい森に囲まれた神聖な雰囲気に溢れる神社で、他の神社と同じように各種のご祈祷をお願いすることもでき、初宮参り・七五三・厄年のお祓いなども明治神宮でできるんですよ。

明治神宮は、明治天皇と皇后の昭憲皇太后をお祀りしています。大正9年(1920年)11月1日に創建された神社です。明治神宮と言えば緑に溢れる常磐の森、この森は神宮の創建の際に、全国から献木された10万本の木を、1本1本手植えされて作られた人工林なんです。その面積はなんと70万㎡もあり、今では見事な森に成長して、国民の心やすらげる場となっています。

明治神宮は神聖な雰囲気が漂う内苑を中心にして、聖徳記念絵画館や多数のスポーツ施設が点在する外苑、そして結婚式などにも利用されている明治記念館からなっています。明治神宮神楽殿においては、霊験あらたかで厳かな神楽舞が奉納されます。家内安全・身体安全などの祈願、厄祓いや合格祈願に商売繁昌祈願などが執り行なわれて、多くの参拝者の方々が訪問されます。

明治神宮の歴史

明治45年(1917年)7月30日に明治天皇が、大正3年(1914年)4月11日にお妃の昭憲皇太后がご崩御されます。その後、国民より御心霊のお祀りを熱望する声が上がり、大正9年(1920年)に明治神宮が創建されたました。鎮座地として様々な候補地が挙がったのですが、代々木の地は陛下のご庭園としても縁が深かったため、この地に決定されました。

ご料地となる以前は、徳川家の家臣であり大名であった加藤家・井伊家の下屋敷があった場所で、緑も多く閑静な場所として知られていただけでなく、明治天皇やお妃の昭憲皇太后にもとても好まれた場所でもあったのです。

長く続いた江戸時代も終焉を迎え、文明開化の幕開けとなる明治時代が訪れます。新しい政治が始まり、様々な法律や制度が制定されて、近代日本の根幹となる基盤が出来上がって行きました。その中心であった明治天皇が、1912年(明治45年)にご崩御されます。

明治天皇と共に、日本の近代化にご尽力を捧げて来られた昭憲皇太后は、現在の「お茶の水女子大学」を代表とする、国民(女性)のための学校をいくつも設立され、更には「昭憲皇太后基金」など日本赤十字の設立に大きく貢献されました。
日本の女子が社会進出をする魁となった人物でもあるのです。

そのため、明治政府は新時代を迎えた日本に大きな貢献をされたお二人を称え、同時にお祀りをするべく、大正天皇の許可の上「社」を造る計画を実行します。明治神宮の造営工事は、昭憲皇太后ご崩御の翌年、「1915年(大正4年)」に開始されます。この工事期間は5年間で、述べ13000人の方々が従事されました。そして1920年(大正9年)11月1日、ついに完成を迎えることになったのです。

明治神宮のアクセス・駐車場

明治神宮へ向かう際、電車で行くのなら6つの最寄り駅があります。明治神宮に行くには、原宿・明治神宮前・代々木・北参道・参宮橋の各駅が便利ですが、利用する駅によって境内に向かう入り口も異なりますので、訪れる前に各駅との位置関係をチェックしておきましょう。

・南参道から入場されるなら、JR山手線「原宿」が便利です。原宿駅の表参道口を出て、神宮橋を渡ればすぐに南参道が見えてきます。

・北参道からの入場なら、東京メトロ副都心線「北参道」を利用しましょう。駅を出て明治通り沿いに進んでJRの路線を越えれば北参道があります。

・西参道は、洋風庭園のような光景を見ることができる場所です。小田急線「参宮橋」からが便利です。駅を出て坂を上るように右方向に、交差点を渡って右に向かうとすぐに西参道入り口です。

明治神宮は都内随一の人気神社、その敷地は広大で原宿から代々木に渡るエリアにあります。平日・休日を問わずに外国人観光客の方々など多くの人が参拝・御朱印取得・観光に訪れています。ただお車でお越しの際は、周辺に人気スポットも数多くあることから、休日などは駐車場探しに苦労することも。そんな中で、便利な駐車場をいくつかご紹介します。目的などに合わせて賢くチョイスをしてくださいね。

・明治神宮第1・第2・第3駐車場(第1: 60台、第2: 30台、第3: 30台)
参拝に便利なのは、やっぱり神宮内の無料駐車場でしょう。
明治神宮の敷地内にある無料駐車場です。
この駐車場を無料で利用できるのは、神宮内の施設利用者か参拝者のみで、参拝者の駐車時間は一応2時間までとされています。
ただ休日・イベント時・初詣時期などは、混雑必至で特別な規制などもあるので、外部駐車場を利用する方が良いかもですね。

住所:東京都渋谷区代々木神園町
台数:(第1)60台、(第2)30台、(第3)30台
形態:平面自走式駐車場
時間: 06:00-17:00
料金:無料(基本2時間まで)

・DPエスポワール表参道(69台)
お買い物や飲食を兼ねて明治神宮に参拝に行くのなら、便利度No.1でしょう。
ミドルルーフ車も駐車できますし駐車場予約もOKです。
南参道口まで徒歩約7分、ラルフローレン表参道店にある機械式駐車場です。
ハイルーフ車は不可なので、ご注意を。駐車場予約サービスを利用すれば、100%車室を確保できます。

住所:東京都渋谷区神宮前4-25-15
台数:69台
形態:機械式駐車場
時間:9:00~23:00
料金:(普通料金)最初の60分/600円で以降20分/200円、(最大料金)平日1800円(休日)2400円、(23:00~9:00)最大500円
備考:駐車サイズは高さ1.8m・長さ5.3m・幅1.95m・重量2.3t

・トラストパーク京セラ原宿ビル駐車場(143台)
原宿交差点から近い、明治通り沿いに建つ京セラビルにある駐車場です。
平面式車室は、駐車料金は少々割高ですが、長時間に渡っての駐車なら機械式が安いです。
ただ車高1.5m以内しか駐車できないのでご注意を。
駐車場予約サービスを利用すれば、100%車室を確保できます。

住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8
台数:143台
形態:機械式駐車場+平面式駐車場
時間: 24時間
料金:【平面式普通料金】(8:00~22:00)30分500円・(22:00~8:00)60分100円、【機械式普通料金】(8:00~22:00)30分500円、※機械式のみ営業時間外は入出庫不可、【平面式最大料金】(8:00~22:00)最大3000円、【機械式前払い】(8:00~22:00)最大1500円、※何度でも入出庫OK、※機械式のみ営業時間外は入出庫不可。
備考:機械式の駐車サイズは、全長4.8m・全幅1.8m・全高1.5m・重量2.0t・最低高0.12m

・渋谷区役所前公共駐車場(650台)
代々木公園に最も近い大きな駐車場です。
公共の大規模な自走式駐車場で、24時間営業なのでとても便利に利用できる駐車場です。
公共の駐車場のため普通料金は割安で、短時間駐車の場合はお得ですね。
ただ、休日には最大料金の設定がないため、長時間駐車は要注意です。
神宮の南参道口までは、歩いて10分程で行けます。

住所:東京都渋谷区宇田川町1-1
台数:650台
形態:地下自走式駐車場
時間:24時間営業
料金:(普通料金)月~金8:00~00:00 30分 260円、00:00~8:00 30分 200円、土日祝 8:00~00:00 30分 310円、00:00~8:00 30分 200円、(最大料金)月~金 入庫12時間毎最大 2600円
備考:駐車サイズは、高さ2.1m・幅2.3m・長さ6m・重量4t・最低地上高13cm

明治神宮の魅力と見どころ

明治神宮には、たくさんの見どころがあります。中でも御苑、加藤清正が掘ったと伝わる清正井(きよまさのいど)が人気スポットの1つとなっています。御苑では、毎年6月に美しい花菖蒲が咲き誇ることで有名なのですが、四季折々で異なる自然を感じることのできる素的な場所です。

境内の最も北のエリアでは、宝物殿を見ることができます。ここは、都内でも屈指のパワースポットとして知られた場所、立ち寄ってみるのも良いですね。ただ、宝物殿を見られるのは土日のみですので、空振りにならないようご注意を。その他にも、大相撲横綱の土俵入りや子供のお祭まで、幅広い祭典や行事がとりおこなわれています。

明治神宮の拝観は無料なのですが、明治神宮の御苑は有料となります。御苑維持協力金として500円をお願いします。更に明治神宮御苑は、3月~10月は9:00~16:30、6月の土日は18:00まで、11月~2月は9:00~16:00と営業時間が季節によって異なりますので、チェックしておきましょう。そして、宝物殿も施設維持協力金として500円が必要ですので、ご協力をお願いします。

恋愛成就や商売繁盛など多彩なご利益

明治神宮に祀られている明治天皇と昭憲皇太后、生前はとても仲の良かったご夫妻として知られていました。それ故、明治神宮に行けば、恋愛成就や良縁運のご利益があると言われています。その他にも、商売繁盛や合格祈願などの様々なご利益がいただける神社としても有名ですね。

明治神宮限定御朱印帳

シンプルかつ上品さを併せ持ったオリジナル御朱印帳です。光沢のある布地で高級感に溢れていますね。本殿の右側にある「神楽殿」に入れば、すぐのところに授与所があります。そこで、1000円(税込)で購入できます。

休日などには御朱印の授与を希望する人がたくさん訪れます。その際、臨時の授与所も設置されますので、ご確認ください。近年において、御朱印ガールといったブームも到来しているようで、授与所は結構混雑しているようです。休日の午後などには、御朱印をいただくのにかなり時間がかかることも予想できますので、できるなら平日の午前中をおすすめします。

ちょっと気になるのが、御朱印のデザインです。とってもシンプルなデザインで、日本を代表する神社の風格を感じるのですが、じっと御朱印を見ていると気づくことがあります。明治神宮の「宮」の字が一般的な字とは異なっています。明治神宮では、公式HPやお守り、おみくじをはじめとした全ての表記の「宮」の字の「ノ」が外れた漢字が使われてるんです。

和歌が記載されたおみくじ

明治神宮でのおみくじを見たら「えっ」て思ってしまうのでは。明治神宮のおみくじには、大吉・吉・凶といったようなおみくじにはあるはずの表記がありません。その代わりに、明治天皇陛下・皇后陛下が詠まれた「短歌」が記されているのです。

膨大な数の短歌を詠まれていた明治天皇御夫妻、その中からおみくじに相応しい30の詩が厳選されていて、大御心(おおみこころ)しておみくじに書かれているんです。そんなの読めない・・・大丈夫、現代の言葉での解説文がついているので、内容もきちんと理解できます。

では何故おみくじに順位をつけないのでしょうか。その理由としては、他の神社とは異なるおみくじにしたいというものでした。戦前では、国営の神社ではおみくじが取り扱えないことになっていました。戦後になって明治神宮は国営でなくなったため、おみくじが出されることになったのです。その際、短歌スタイルのおみくじが完成するに至ります。

明治神宮の御神木から作る開運木鈴「こだま」

明治神宮が創建されてもうすぐ100年になります。長い長い歳月を経ていく中で、風や雨によって折れてしまったりたり、何らかの原因が生じて伐採しなくてはいけなくなってしまった木々も多々あります。

開運木鈴は、それらの御神木を木鈴のお守りとして謹製されたものなのです。鈴の音色もとっても可愛いお守りで、使われる木によって木目や色に音色までが異なっています。世界に一つとして同じものがない、オンリーワンの開運木鈴を手に入れてみませんか。

夫婦円満のご利益のある「相和守り」

相和守り(そうわまもり)は、二つで一つとなっているお守りです。明治神宮のご神木でもある夫婦楠にちなんで作られているお守りなんです。夫婦楠というのは、明治神宮創建当時に献上された2本の楠(クスノキ)を言います。相和守りには、その夫婦楠のアロマが染み込ませてあって、身に付けているだけで楠の良い香りが漂います。家内安全や夫婦円満のご利益があるお守りなんです。

自然溢れる癒しのパワースポット

明治神宮、お正月の初詣客が多いので有名ですが、都内では屈指のパワースポットとしても知られています。特にパワーが強いスポットでもあり、効果も大きいのですが、注意をしないと負の効果を受けてしまうこともあるそうです。

明治神宮で受けるパワーは癒しと浄化、男女の縁を結び、夫婦円満には最高の癒しの効果があります。浄化の面では、精神力を高め人生を新しく切り開く力がみなぎってきます。明治神宮の森を歩いているだけでも、樹木に宿るパワーによって、心身が清められるのです。

湧き水式の井戸「清正井(きよまさのいど)」

「清正井(きよまさのいど)」も、強運スポットとしてよく知られています。御苑の中にある湧き水の井戸で、湧き水式の井戸は都会ではかなり珍しいそうです。各種のメディアでも紹介されたことから、お正月の初詣などの大勢の人が集まる時期には、整理券が配布されるほどの人気なんですよ。この場所は、もともと加藤家が所有していたところなんです。

この井戸は、戦国武将でもあり土木の神とも称された加藤清正が掘ったとされる井戸です。水温は1年間一定して15度程度で、毎分平均60リットルの水が絶えることなく湧き出ているようです(東京都調査)。都内有数の名湧水で知られている井戸なんですね。

清正井を訪れる際には、注意しないといけないことがあります。清正井は、陰陽の気がはっきりと分かれる「陰呼(いんこ)」の場所とされています。本来は沸水による強い浄化作用に溢れる場所なのですが、陰の気が満ちてくる夕暮れ時や雨の日に行くと悪い気をもらいやすくなってしまうそうなので気をつけてください。

清らかな水には心を落ち着けるパワーがあります。携帯電話の待ち受けにしておくと運気がアップするそうですし、ぜひとも訪れてカシャッと1枚いかがでしょうか。

亀に似た形の石「亀石」

明治神宮の新たなパワースポットとして注目なのが亀石です。西参道から入場して宝物殿に向かうと北池があり、その池の前にどんと置かれている大きな岩をいいます。一見では普通の岩なのですが、違った角度から見ると大きな亀に見えてきます。長寿・金運・幸運などの象徴である亀、縁起の良い石なだけに要チェックですね。こちらも待ち受けにしておくと運気が上昇するそうですよ。

幸せを側で感じられる行事・イベント

明治神宮では、1年を通じて様々な公式祭事が執り行われています。「月次祭」や「御日供祭)」などの公式な祭事をメインとして、日本国民の幸福や世界の平和などをお祈りしています。

神前挙式

広大なる明治神宮境内の豊かな森に抱かれ、神主さんと巫女に先導されで神前まで進む新郎新婦の姿は、とても厳かで神聖な雰囲気に溢れ、明治神宮ならではの光景となっています。

ご家族やご親族、そして大切な皆さんと一緒にゆっくりと歩む姿は、美しい日本の結婚式の一場面そのものです。美しい日本の伝統ある神社での神前挙式、披露宴会場におきましては、素晴らしい景色の庭園を望みながら、大切な時間を過ごすことができます。

七五三

日本人に古来から伝わり続けている人生の通過儀礼のひとつが七五三です。明治神宮では、七五三詣のご祈願も随時執り行われています。大切なお子様の健やかな成長を神様に感謝して、お祈りをしましょう。七五三期間中(10月から11月頃まで)なら、子供さんが喜ぶ記念品もいただけますよ。

春の大祭

春の大祭では、様々な奉祝行事が奉納されます。日本の伝統芸能である舞楽・能・狂言・長唄・雅楽など、普段ではなかなか見ることのできない由緒ある文化に触れ合うことができます。無料で拝見することができるので、気楽な気持ちで訪れてみましょう。

鎮座記念祭

大正9年11月1日のご鎮座された日を記念して執り行われるのが鎮座記念祭です。毎年に行なわれている記念式典のひとつとなります。この記念祭で注目なのが「代々木の舞」、明治神宮独自のもので巫女さんによる舞いが披露されます。更には舞いだけでなく、雅楽や能に狂言などの日本の伝統舞踊も見ることができるので、外国人の皆さんにも大人気の祭典となっています。

祭人形感謝

明治神宮では、人形に感謝するという趣旨の「人形感謝祭」が毎年行われています。長きに渡って大切にしてきた人形、そう簡単に処分できないですよね。家族のようにして一緒に過ごしてきた人形、感謝の想いを込めてお納めすることができます。神主さんによって、厳粛に人形のお祓いがされます。人形を納められた方なら、どなた様でも参加することができます。

荘厳な「大鳥居」

南の参道の入口にあるのが大鳥居、その堂々たる姿は、まさに明治神宮を代表する建造物のひとつです。高さ12m・柱間9.1m・柱の直径1.2m・笠木の長さ17m、その重量もなんと13tと堂々とした鳥居です。この大鳥居は、日本一の大きさを誇る鳥居として知られているんですよ。大鳥居の前に立つと、これから神聖な場所入っていくというような神秘的な雰囲気が感じられます。

初代の大鳥居は、昭和41年(1966年)に落雷のためによって破損してしまいました。現在の大鳥居は二代目の鳥居で、昭和50年(1975年)12月に立て直されたものです。現在の鳥居に使われているヒノキは台湾産で、樹齢1500年という素晴らしいヒノキを台湾から運んだそうです。

当時においてこれほどの大きさのヒノキは、日本国内では調達することができませんでした。鳥居の上には、皇室のご紋である「十六葉八重表菊」が見られます。この大鳥居を抜けて南参道を通る参拝道は、良縁アップ期待の強力ゾーンでもあるんですよ。

夫婦円満の象徴「夫婦楠」

夫婦楠という2本の楠が拝殿の前に堂々とそびえています。夫婦が寄り添っているようにも見えることから、良縁・夫婦円満・家内安全などのご利益がいただけるそうです。拝殿に参拝した後、夫婦楠の前に立って拝殿の方を向いてお辞儀をしましょう。そうすると更によいご利益があると言われています。

1920年(大正9年)の明治神宮創建当時に献上された2本のクスノキ、そのクスノキが100年を迎える現在の夫婦楠に至っています。ご祭神である明治天皇と昭憲皇太后の仲が睦まじかったことから、縁結び・夫婦円満・家内安全の象徴として親しまれてきました。

明治神宮の境内にあるパワースポットの中でも、特に人気のあるスポットの1つです。夫婦楠を離れて見てみると、広がった枝葉がくっつきあい、大きな1本の木のように見えます。拝殿・本殿参拝の前後に御神木にも手を合わせ、ご利益をお願いしましょう。

世界から献上されている「ワインの酒樽」

普通の神社でもよく見かける奉納された酒樽。明治神宮でも同様の光景は見られますが、それとは別にワイン樽も奉納されているんです。ワイン好きだった明治天皇に、フランスのブルゴーニュ地方のワインの名産地であるシャトーや日本各地の蔵元から献上されたものなんです。
和と洋がさりげなく共存している姿も明治神宮の寛大な現れですね。若者や観光客を中心にして、話題となっている光景の一つです。

孝明天皇の第二皇子として誕生したのが明治天皇です。西洋の文化に興味を持たれ、日本に積極的に西洋文化を取り入れられた先駆者としても有名な方なんです。明治天皇のお髭に関する逸話も残っています。

かつての日本では髭を伸ばす文化がなかったのですが、天皇がお髭を伸ばすことで、西洋の文化を受け入れを表現したのだとか。ワイン酒樽の向かい側には、一般的な酒だるも奉納されています。ワインと日本酒の酒樽は、大鳥居からまっすぐすすんだところで見られます。

末広がりに由来した88度の「曲がり角・枡形」

本殿に向かって参道を歩いていくと、途中に隠れた良運スポットがあります。ちょっと見た感じは、ごく普通の曲がり角なんですけどね。「桝形」と呼ばれるこの曲がり角ですが、その角度が直角の90度ではなく、88度設定になっているんです。縁起のよい「8」が2つ並んだ曲がり角、そんな理由で「枡形」が注目を浴びているんです。参拝の行き帰りで縁起の良い曲がり角を通って、最強のご利益を倍増させるスポットですね。

境内の隠れアイテム「幸せのハート」

神社というのは荘厳で神聖な場所、なんて先入観を持っている皆さん多いのではないでしょうか。しかし神社の代表格ともいえる明治神宮には、とても似つかわしいとは言えないものが随所で見られます。

明治神宮の門や塀などにあしらわれているハートマーク、なんともかわいらしいですよね。近くでじっくり見ないとわかりにくいので、門や塀などをしっかりとチェックしてみてください。明治神宮でのハートマーク探し、結構人気となっています。

明治神宮の境内にある門・敷居・塀などのいたるところに潜んでいるのが、「幸せのハート」と呼ばれる隠れアイテムです。恋愛成就で有名な明治神宮ならではの企画ですよね。「幸せのハート」を一目見たくて、婚活女子を中心にして大勢の皆さんが訪れています。見つけるたびに恋愛運がアップしそうな「幸せのハート」、かわいい幸せアイテム探しに明治神宮に行きましょう。

明治神宮まとめ

2020年には創建後100年を迎える明治神宮、明治天皇と昭憲皇太后がお祀りされた荘厳な神社です。東京都内でもアクセスのよい最高の立地にあり、周辺には原宿や代々木公園などの若者たちや家族連れで賑わうスポットもたくさんあります。

そんな都会の森の中に佇む明治神宮ですが、見どころも満載で信仰の場以外にも人々の憩いの場としても根付いているようです。都会の喧騒から逃れて、ホットタイムに浸りたい時には、第一に向かいたい場所ですね。境内には有名なパワースポットも点在、参拝や散策などで訪れた皆さんの笑顔を見て、明治天皇と昭憲皇太后もきっと喜んでおられますね。