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【新宿末廣亭の楽しみ方】寄席の魅力・アクセス・料金

みなさんは「寄席」に行ったことはありますか?「寄席」とは落語を楽しむことができる場所、というイメージが強くあるのではないでしょうか。ですが、落語だけではなく漫才や講談、曲芸やマジックなども楽しむことができるということを知っていましたか?

一人で行くのには勇気がいる、興味はあるけど気軽に行って良いところなの?など「寄席」を知らなかった人も、これから知る人も楽しんで行っていただけるように詳しくみていきましょう。

今回は新宿にある【新宿末広亭】の魅力と楽しみ方をたっぷりとご紹介します!

新宿末廣亭の基本情報

明治30年創業となっており、約120年以上の歴史があります。大正10年頃の火災により、現在地の場所に建て直しがされ、今に至っていますので、かなり歴史のある建物になっています。

新宿末廣亭とは

都内唯一の木造建築の「寄席」のことです。外観にはずらりと並ぶ芸人たちの木札に、たくさんの提灯が飾ってあり、昔ながらの趣を感じることができます。

新宿地域文化財第一号にも指定されているということもあり、江戸文化の伝統のある建造物です。

新宿末廣亭へのアクセス・駐車場・最寄り駅

住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目6−12

電話番号:03-3351-2974

最寄り駅:新宿三丁目駅 徒歩約1分です。「新宿駅」からの徒歩も可能なので便利です。

駐車場:専用の駐車場はありません。

東京の真ん中「新宿駅」が最寄りなので、アクセスにはとても便利な立地となっています。新宿末広亭専用の駐車場はないため、近隣のコインパーキングを利用するか、出来るかぎり公共交通で行くのがおすすめです。

新宿末廣亭の営業時間・料金・チケット購入方法

営業時間

営業時間は、「昼の部」と「夜の部」に分かれています。
「昼の部」 開演:12:00〜 終演:16:30
「夜の部」 開演:17:00〜 終演:21:00

「昼の部」「夜の部」と分かれていますが、入れ替え制ではないため、最長9時間続けて観覧することも可能になっています。

※お正月・一部の特別興行の場合は、入れ替え制がある場合があります。

営業日

営業日:1月1日〜12月29日
休業日:12月30日・31日

料金

一般:¥3000
シニア(65歳〜):¥2700
学生:¥2500
小学生:¥2200
友の会会員・会員同伴者(1名):¥2500
平日一般30名以上の団体:¥2700

チケット購入方法

予約はありません。基本的に全て「当日券」になります。入場券は、窓口にて入場の際に上記の金額で買い求め、席は全て自由席になっています。

座席は、椅子席・畳タイプの桟敷席とあり、自由に選ぶことが出来ます。最初は椅子席で観覧し、空いたタイミングで桟敷席に移動してみるのも、新たな発見があって面白いかもしれません。

団体予約のみ、10名以上に限り、座席の確保をすることができます。その際、座席の指定などはできませんし、来場の一週間前までにチケット代を入金することが条件になります。土日祝日は混雑する可能性がありますので、予約しておきたい場合には、早めに相談しておきましょう。

新宿末廣亭の途中入場

11時40分から19時45分が入場できる時間となっており、その時間帯であれば自由に途中入場ができます。ちょっと時間が空いたとき、ふらっと立ち寄ったりと気軽に利用できるのも、「新宿末広亭」の魅力の一つですね。

ただし、再入場はできませんのでそこは気をつけましょう。

新宿末廣亭の魅力と楽しみ方

一日のなかで、さまざまな演目を披露している「寄席」。落語から、漫談、曲芸、手品、多種多様の演目があるので、何度でも足を運びたくなるような、面白さがあります。

堅苦しい雰囲気は一切なく、演者さんたちの魅力にどんどん引き込まれる場所なのです。楽しみ方をもっと詳しくご紹介します!

寄席で楽しめる落語や漫才

「寄席」といえば、最初に思い浮かぶのはやっぱり「落語」ですよね。一人の噺家さんが、巧みな話術で観客の笑いを誘いながら、その話の物語のなかへ連れて行ってくれます。演者さんの話し方、間のあけかた、仕草によって想像力が掻き立てられ、存分に楽しむことができます。

音楽のライブなどでは、歌を歌うアーティストの他にも、音楽・照明・ダンサーの人たちなどの力も合わせて、観客に感動を与えます。「寄席」の演目、とくに「落語」「漫談」などでは、演者さんがたったひとり、座布団の上で話しをしているだけなのです。ですが、身振り手振り、声のトーンなどを上手く利用し、上手に物語を展開していきます。これは、「寄席」でしか味わうことのできない魅力だと思います。

座席によっては、演者さんの目の前で話を聞くことができます。テレビで見るのとはまた違った、生のライブをとくと楽しむことが出来る、これがとてつもなく面白いのです。

リーズナブルな深夜寄席

「寄席」に興味はあるけど、どんなところかもわからないし、少し見てみたいが¥3000は高い…。などと思っている方におすすめしたいのが、深夜寄席です。

毎週土曜日にだけ、21:30〜23:00の時間帯で公演しているのです。料金は、¥1000と、昼間に比べてかなりオトクに楽しむことができます。4人の噺家さんの話を楽しむことができ、それでいてリーズナブルなので、日中来ているお客さんに比べて、全体的な年齢層は低めになります。お酒を少し飲んだ後、シメにふらっと行きやすいのも嬉しいですね。

「深夜寄席」にでてくる演者さんたちは、若手のかたたちばかりで、純粋な落語だけを聞くことができます。時間もトータル1時間半とちょうどいい長さですので、初めて行く人にはもちろん、夜の新しいデートスポットとしてもおすすめできます。

チケット販売は21時からですが、人気があるため、20時半ころからちらほらと並び始めます。座席にこだわりがなければ、早く行く必要はありませんが、少しでもいい席で見たい場合には、20時半過ぎには並んでおくのがおすすめです。

お弁当や飲み物を持ち込める

館内は、飲食ができるようになっています。アルコールは禁止ですが、それ以外の飲食は演目を楽しみながらできます。館内の中にも売店があり、お寿司・お菓子・飲み物・オリジナルグッズのお土産などが購入できます。館内で購入してもいいですが、持ち込みが可能となっていますので、周りのデパートなどでお弁当を買って、演目を見るのも特別感があって楽しそうですよね。

自分の好みのお弁当・お菓子などをお供に、「寄席」を楽しむことができるので、とてもリラックスした状態で見ることができますね。

新宿末廣亭まとめ

「寄席」に行ったことがない人も、ぜひ行ってみていただきたい【新宿末広亭】。外観の雰囲気から、非日常感を味わうことができ、気分転換をすることができます。伝統芸能ではありますが、特別なしきたりも、堅苦しさもありません。本当に気軽に訪れることができます。

思う存分、噺家さんの物語に酔いしれ、自然に笑顔になれる素敵な場所です。一度行ったら、また次、その次も通いたくなる不思議な魅力を秘めていて、きっと「寄席」の面白さにハマってしまいます。行く前の予備知識などは、まったく必要ありません。何度か通って、自分の推しの噺家さんを探すのも楽しいですね。一人でも、友人、家族などを連れて行ってみてはいかがでしょうか。