【東京オペラシティの楽しみ方】コンサートホール＆美術館・人気レストラン

皆さんは、東京オペラシティをご存知ですか？東京オペラシティとは、新国立劇場とそこに隣接する高層ビルにある複合文化施設をさします。

「芸術文化ゾーン」「商業ゾーン」「ビジネスゾーン」が一体化した東京オペラシティでは、舞台芸術、美術作品に楽しむことができるだけでなく、非日常的なゆったりとした時間を味わうこともできます。本記事では、東京オペラシティの魅力を詳しくご紹介します！

東京オペラシティの基本情報

東京オペラシティでは、オペラ、バレエ、コンサート、ダンス、室内楽、美術展など文化的イベントが多数開催されています。また、人気のカフェやレストランも多数あるため、目的のホールやお店がどこにあるか、あらかじめ把握してから出かけるのがおすすめです。

東京オペラシティとは

東京オペラシティは、54階の高層ビルである「東京オペラシティビル」と隣接する低層の「新国立劇場」から成っています。

実は、「東京オペラシティビル」は新宿区に、「新国立劇場」は渋谷区にそれぞれ位置しています。東京オペラシティは、ちょうど２つの区の境目に建設された施設となっています。

写真は、ガレリアとよばれる200ｍにわたる階段・通路の部分です。「東京オペラシティビル」と「新国立劇場」をつなぐ役割を果たしています。石造りの重厚さ、天井のアーチからもれる光などが素敵な空間です。

この「東京オペラシティビル」と「新国立劇場」からなる東京オペラシティには、６つの劇場・ホールと２つのアートギャラリーがあるため、イベントがどこのホールで開催されているのか混乱することがあるかもしれません。まず、ホールやギャラリーの場所や階を確認しましょう。

３つのホール、２つのギャラリー

※コンサートホール、リサイタルホール、アートギャラリーは東京オペラシティ文化財団が運営しています。その他のホールやギャラリーは、運営団体が異なっているため、お問い合わせ先が複雑です。
お問い合わせが必要な場合は、「お問い合わせTEL一覧URL：https://www.operacity.jp/information/inquiry.php」から該当の窓口を確認してください。

３つの劇場

これらの６つのホール・劇場以外にも、東京オペラシティビルの地下１階には、「サンクンガーデン」とよばれる古代ギリシアの円形劇場風の屋外広場があり、サマーフェスタなどで小さなコンサートが開かれることもあります。

東京オペラシティへのアクセス・駐車場

東京オペラシティへのアクセスについて、電車、バス、車利用の場合についてまとめます。また、駐車場情報も記載していますので、ご利用ください。

●電車利用の場合
京王新線（京王線と相互乗り入れしている都営新宿線にて新宿から2分。京王線は止まりません。）

東京オペラシティビル	京王新線　初台駅	東口
新国立劇場	京王新線　初台駅	中央口

●バス利用の場合
新宿駅西口バスターミナルからは約10分
渋谷駅西口バスターミナルからは約20分

乗り場	バス会社名	系統	行先	下車場所
新宿駅	京王バス	宿41	中野車庫	幡ヶ谷不動尊
	京王バス	宿45	中野駅	幡ヶ谷不動尊
渋谷駅	京王バス	渋61	初台駅	東京オペラシティ南
	京王バス	渋63	中野駅	東京オペラシティ南・新国立劇場
	京王バス	渋64	中野駅	東京オペラシティ
	京王・都営バス	渋66	阿佐ヶ谷駅	東京オペラシティ南・新国立劇場

●車を利用の場合

新宿・四谷方面より	首都高速４号下り　「新宿」出口から約１kｍ
渋谷方面より	首都高速中央環状線外回り　「初台南」出口から約800ｍ
池袋方面より	首都高速中央環状線内回り　「中野長者橋」出口から約１ｋｍ
八王子方面より	首都高速４号上り　「初台」出口から約300ｍ

駐車場情報

※レストラン、ショップ、コンサートホール等ご利用の場合に、駐車券サービスが設定されている場合があります。駐車券を持って行くことを忘れないようにしましょう。

※東京オペラシティ地下の駐車場は、タイムズの駐車場です。タイムズクラブ会員の場合、最大料金２,０００円が１,５００円になるなどの特典があります。何度も来る場合、他でもタイムズの駐車場を利用する場合など入会金・年会費無料の会員になるとお得です。

アクセスや駐車場について詳細　URL：http://www.tokyooperacity.co.jp/access/

東京オペラシティの座席表・喫煙所

各ホールの座席数、座席表へのリンクを掲載します。チケットを購入するとき、購入後どの場所のチケットか確認したいときなどにご利用ください。大きなホールでは、どの入口から入場したらよいかを確認しておくことをおすすめします。

東京オペラシティビルのホール

ホール名	座席数	座席表URL
コンサートホール	1632席（１階～3階席）	http://www.operacity.jp/concert/rental/hall/download/pdf/1_CH_seat.pdf
リサイタルホール	265席（後方３列、高脚60席）	http://www.operacity.jp/concert/seat/ （詳細席番は公演ごとに要確認）
近江楽堂	最大客席数120席	椅子を並べるタイプのため座席表はなし（公演ごとに要確認）

新国立劇場の座席表

ホール名	座席数	座席表URL
オペラ劇場	1814席（１～4階席）	https://www.nntt.jac.go.jp/guide/facility/theatre/seat.html
中劇場	796席～1038席（１、２階席）	https://www.nntt.jac.go.jp/guide/facility/theatre/middle.html（詳細席番は公演ごとに要確認）
小劇場	358～468席	https://www.nntt.jac.go.jp/guide/facility/theatre/small.html（詳細席番は公演ごとに要確認）

東京オペラシティの喫煙所情報です。

東京オペラシティの料金・チケット購入方法

東京オペラシティの各劇場・ホールで行われているイベントの料金は、公演や座席の種類によって異なります。公演詳細やチケットセンターでご確認ください。チケットの購入方法は、①コンサートホール・リサイタルホール　②近江楽堂　③新国立劇場　④アートギャラリー　⑤NTTインターコミュニケーション・センターで異なります。

①コンサートホール・リサイタルホールのチケット購入方法
詳細URL：https://www.operacity.jp/concert/ticket/

方法	概要
窓口で購入	名称：東京オペラシティチケットセンター 場所：東京オペラシティビル３階 受付時間：１１：００～１９：００
電話で予約	TEL：０３－５３５３－９９９９ 電話受付時間：１０：００～１８：００ 受取方法：郵送、チケットセンター店頭（予約後１週間以内）
インターネット予約	受付URL：https://ticket.operacity.jp/order-top.php?on=1 受付時間：２４時間 受取方法：ファミリーマートで発券
その他プレイガイドで購入	チケットぴあ：０５７０－０２－９９９９ イープラス：http://eplus.jp/ ローソンチケット：０５７０－０００－４０７ ※取扱いプレイガイドは公演によって異なります。

②近江楽堂のチケット購入方法
詳細URL：http://www.oumigakudou.com/pg315.html

方法	概要
電話で予約	TEL：０３－５３５３－６９３７
インターネットのフォームから予約	予約フォームURL：http://www.oumigakudou.com/pg315.html ３営業日以内に予約完了の連絡がきます。 予約完了の連絡があるまでは、正式な予約とならないため注意が必要です。

③新国立劇場のチケット購入方法
詳細URL：https://www.nntt.jac.go.jp/ticket/general/means.html

方法	概要
窓口で購入	名称：新国立劇場ボックスオフィス 場所：新国立劇場１階メインエントランス入って左手 受付時間：１０：００～１８：００
Webでの申し込み	新国立劇場WebボックスオフィスURL：http://nntt.pia.jp/ 受取方法：セブンイレブン、ファミリーマート、ぴあのお店、配送
電話での予約・購入	TEL：０３－５３５２－９９９９ 受付時間：１０：００～１８：００ 受取方法：セブンイレブン、ファミリーマート、ぴあのお店、郵送、窓口
その他プレイガイドで購入	チケットぴあ：全国各店舗 チケットぴあ音声認識予約TEL０５７０－０２－９９９９ セブンイレブン：全国各店舗

④アートギャラリーの料金・チケット購入方法
開催されているイベントによって異なるのでWebページで確認してください。
URL：http://www.operacity.jp/ag/information/index.php#price

⑤NTTインターコミュニケーション・センターの料金・チケット購入方法
オープンスペースは無料ですが、企画展は、開催されているイベントによって異なります。Webページで確認してください。
URL：https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/

東京オペラシティのイベント予定の確認方法

東京オペラシティのイベント予定は、下記URLから確認できます。劇場・ホールなど早めにイベントを確認して、気に入った座席を予約すると、より自分に合った楽しみ方ができるでしょう！

イベント予定の確認URL

建物	場所	URL
東京オペラシティビル	コンサートホール・リサイタルホール	https://www.operacity.jp/concert/calendar/#/list/all/
	近江楽堂	http://www.oumigakudou.com/index.html 上部「公演スケジュール」へ
	アートギャラリー	https://www.operacity.jp/ag/index.php 「展覧会」へ
	NTTインターコミュニケーション・センター	https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/
新国立劇場	劇場ホール、中劇場、小劇場	https://www.nntt.jac.go.jp/ 左部、上部カレンダー

東京オペラシティの魅力と楽しみ方

東京オペラシティの劇場・ホールやギャラリーには、魅力がたくさんあります。オペラやバレエ、コンサート、イベントを楽しむためにも、その魅力をたくさんお伝えします。

コンサートホール

東京オペラシティのコンサートホールは、「タケミツ メモリアル」ともよばれます。
シューボックスタイプのホールで、クラッシック専用のコンサートホールとなっており、音響がすばらしいと近年再評価されています。

ホールの内装は、天然の木質で細やかな表情ある天井・壁面となっています。このことで、豊かな音響と程よい残響時間（満席時で1.96秒）を作り出しています。天井は変形ピラミッド形状となっています。自然光の入る天窓もあり、天然木と合わせ、豊かな自然味をホールに居ながらにして感じることができます。

２階、３階にバルコニー席があり、聴衆と演奏者がよりコミュニケーションをとることができ、一体感のあるホールとなっています。

また、不定期でパイプオルガンの演奏など無料のランチタイムコンサートが開催されています。イベント情報を確認して、ぜひ、お出かけください。
イベントURL：http://www.tokyooperacity.co.jp/event/

リサイタルホール

約14ｍ×20ｍのシューボックスタイプのリサイタルホールです。

天井高は８ｍ、残響は満席時で1.2秒です。ホールが程よい大きさのため、室内楽、小合唱、リサイタル、独唱会、ピアノコンクールなどでよく利用されています。観客座席の後方３列は、高脚の椅子が配置され、観やすさに配慮されています。

アートギャラリー

東京オペラシティ３階にあるアートギャラリーでは、近代美術の企画展や「竹田コレクション」とよばれる戦後美術の収蔵品が展示されています。

ギャラリーは４つあり、そのうち２つは天井高６ｍ、他２つは天井高２.８ｍと変化のある展示室構成となっています。展示室は、白を基調とする「ホワイトキューブ」とよばれる空間で、何もない空間に、より柔軟に、より自由に展示が行えるようになっています。真っ白な空間が展示により、どのような空間に生まれ変わるのか、是非訪れてみて楽しんでください。

また、「コリドール」とよばれる細長い空間を利用して若手作家の作品展示もしています。新しい作家達の育成も考えられたギャラリーといえます。

新国立劇場

新国立劇場にはオペラ劇場、中劇場、小劇場の３つの劇場があり、オペラ、バレエ、現代舞踊、演劇の自主公演が行われています。千代田区にある「国立劇場」では、歌舞伎、日本舞踊、演劇など日本の伝統的な芸能が上演されるのに対し、新国立劇場は現代の舞台芸術と海外を原点とするオペラ、バレエなどが上演されています。

３つのホールの中で最も大きなオペラ劇場は、「オペラパレス（OPERA PALACE Tokyo）」として親しまれています。舞台が４面あるプロセニアム形式のホールで、最大120人のオーケストラが入るオーケストラピットが常設されています。２階～４階には、バルコニー席があるなどオペラやバレエに最適なホールとなっています。

中劇場も４面舞台のあるプロセニアム形式のホールで、主に演劇や現代舞踊の公演が開催されます。
小劇場は、可動する舞台と可動する客席があるため、さまざまな舞台設定、客席設定ができ、現代舞台の公演によく利用されます。

新国立劇場は、オペラ、バレエなどのクラシックから現代舞台公演までさまざまな公演があります。イベント予定を見ているだけでもわくわくします。興味のあるプログラムを見つけ出し、劇場へお出かけしてみませんか。

NTTインターコミュニケーション・センター

東京オペラシティの４階には、NTTインターコミュニケーション・センター（略称ICC）美術博物館のエントランスがあります。

オープンスペースは、無料で見学できます。企画展はイベントによって有料となります。通常は、メディアの発信するさまざまな技術を利用したアート展示が行われています。夏にキッズ向けプログラムが開催されることが多く、見て、体験して、遊べるイベントということで、とても好評です。

近江楽堂

近江楽堂は、最大席数120席（椅子を並べるタイプ）のホールです。礼拝堂のようなドーム型の天井が素敵な小ホールです。室内楽や声楽などのミニコンサートが催されています。小さなホールのため、演奏者との距離がとても近く、演奏者の表情、息遣いまで感じられます。

また、不定期で無料のランチタイムコンサートが開催されています。小さなホールですので、先着100名のイベントですが、無料で素敵なミニコンサートを楽しんでみませんか。

近江楽堂URLより「ランチタイムコンサート」へ：http://oumigakudou.com/index.html

東京オペラシティの人気カフェ・レストラン

東京オペラシティには、人気のカフェやレストランがたくさんあります。地上約200ｍからの眺めは絶景の一言です。昼間は東京の街並みが、夜は夜景やイルミネーションが素晴らしいです。最高級のお料理、最高級のおもてなし、そして最高級の景色が楽しめます。

その中でも、特にお勧めな、高層階の５３階・５４階にあるお店を６つご紹介します。

一味真 ichimishin/フレンチ

東京オペラシティ５３階にあるフレンチのお店です。最高級の食材を全国から取り寄せ、フレンチですが、和の調味料を取り入れた独創的なメニューをコースで楽しめます。

冬季長野オリンピックで各国VIP晩餐会の総責任者を務めた経験のあるシェフ、世界最優秀賞を受賞したことのあるソムリエによるワインセレクトなど、一流の品を心行くまで堪能できるお店です。

一味真ichimishin

下高井戸旭鮨総本店/寿司

東京オペラシティ５３階にあるため、晴れて空気が澄んでいる日は富士山を見ることもできるお店です。窓際席は、昼、夜それぞれ５組限定ですので、窓際席を予約することをおすすめします。

板前とお話をしながらいただくカウンターは１２席、個室は７部屋あります。個室の中には、掘り炬燵のある部屋もあり、プライベートなお食事会におすすめです。和の雰囲気に仕上げられた店内で美味しいお寿司はいかがですか。

下高井戸旭鮨総本店

天ぷら新宿 つな八/天ぷら

揚げたての天ぷらを熱々でいただくことのできるお店です。大正13年に新宿角筈に開業した老舗の江戸前天ぷらのお店が、東京オペラシティ５３階に出店しました。

90年以上受け継がれてきた伝統の揚げ技を守り、また、厳選した食材へのこだわりを持って美味しい天ぷらを提供しています。カウンター席で熱々の天ぷらをいただいてみませんか。

天ぷら新宿

cafe53/カフェ＆バー

高層階にあるお店の中で、唯一のカフェです。観劇の前後に軽くお食事やお茶をしたいときにcafe53に足を運ばれてはいかがですか。天井が高く窓も大きいため、５３階からの眺望と合わせて、開放感が抜群です。

cafe53は、昼間はカフェですが、夜は都心の夜景を眺めながらお酒をいただけるBarになります。ワイン、ビール、カクテルなどいただきながら、夜景を見られるので、デートにもお友達と訪れてみてはいかがでしょうか。

cafe53

東天紅/中国料理

東天紅は、昭和36年、東京の上野に１号店がオープンした老舗の中国料理店です。中国広東省や福建省の料理をベースにして、日本人に合うようにアレンジを加えられた中国料理をいただくことができます。

東京オペラシティの最上階である５４階にお店があり、個人や家族での利用はもちろんですが、最大150名まで着席可能な大宴会場、少人数向けの個室などさまざまな集まりにも利用できるようになっています。

東天紅

松阪牛 よし田/しゃぶしゃぶ

高級時計・ジュエリーを扱うYOSHIDAグループが、一流の食を求めてオープンしたレストランです。
最高級の松坂牛を、「鉄板焼き」「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」そして「会席料理」で味わうことができます。カウンター席では、目の前の鉄板でシェフがお肉を焼いてくれます。また、夜景が見えるテーブル席も素敵です。

そして、お昼はお手頃なお値段で美味しいお肉がいただけます。限定数となっているので、人気のメニューがなくならないように、ランチ営業時間早めにお店に伺うのがおすすめです。

よし田

東京オペラシティまとめ

東京オペラシティは、芸術をゆったり鑑賞し、おいしいお食事をいただける最高の場所です。ホールや劇場、ギャラリーの数が多く、人気のレストランも多数あります。何度でも足を運びたくなること間違いなしです。

そして、東京オペラシティは、劇場やお店以外の通路やフロアの一角、天井などにもオブジェがあったり、芸術的に素敵な場所があります。館内をゆったり散策しながら、さまざまなお気に入りを探してみるのも楽しみの１つです。是非東京オペラシティを楽しんでみてください！