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豊洲市場観光の基本情報とおすすめスポット11選

豊洲市場は2018年10月に開場された新しい東京都中央卸売市場です。青果・水産物などの新鮮な生鮮食材が世界中から集まってくる食材を、最新鋭の設備を持って、安全性と新鮮度を高いレベルで確保しながら提供しています。

一般公開も行われており、競りの見学や絶品レストランでの食事、一流のアイテムが揃う専門店街でのショッピングを楽しむことができます。

本記事では新しい東京の食の流通の中心地となった、豊洲市場の魅力とおすすめ観光スポットについてご紹介していきます。豊洲市場観光を予定されている方は、本記事を参考に観光をより楽しむための事前情報を入手してください。

豊洲市場の基本情報

豊洲市場は2018年10月11日より取引が開始された新しい東京都中央卸売市場です。昭和10年より開場され長年に渡って東京都民の食を支えてきた築地市場から移転され、新しい時代に共に反映してくためのあらゆる機能を備えた最新鋭の市場となっています。

世界的にも有名な築地市場では、日本中から食材が集まり賑わいを見せていましたが、施設の老朽化や衛生管理上の問題が浮上したため、移転の必要性が発生していました。2004年には豊洲移転のための「豊洲新市場基本計画」が策定され、移転への準備が進められてきましたが、豊洲市場における土壌汚染の発覚が発覚し、土壌汚染対策等のため移転計画の延期を繰り返しながら、ようやく2018年に開場したという歴史を持っています。

現在も築地市場の場外ではリーズナブルにお買い物が楽しめる人気の販売店・食事処が多くあり、観光を楽しむことができます。ただし、今後築地市場跡地の再開発にあたって場外がどうなるのかは未定の部分がありますので、場外を楽しみたい人は今の内に遊びに行っておくと良いでしょう。

豊洲市場とは

14年の歳月をかけて移転を実現した豊洲市場では、今後50年にわたって都民の食生活を守るための最新の設備があります。美味しくて安全な生鮮食品を提供巣していくためには、「食の安全性確保」と「流通の効率化」の二点を実現することが必要になります。

豊洲市場では、築地市場とは異なり取引商材毎に分かれた閉鎖型施設の形態を取っているため、食材を保管する環境を常に一定にすることができ、風や雨、気温、湿度に関係なく食材の鮮度を良質な状態で保存させることができます。

また、流通の効率化を目指し、販売スペースの近くに駐車場や荷物スペースを設置しておくことで、食材を効率的に流通させ、より安全に鮮度高く食材を提供できる環境を構築しています。移転に際しては反対運動が行われたり、様々な批判や問題もあった豊洲市場移転ではありますが、これらのメリットを活かしてより安全で美味しい食材市場として、人々に食材を流通させるハブ拠点として活躍していくことになるでしょう。

豊洲市場の4つの棟

豊洲市場はその目的に応じて主に4つの棟に分けられています。それぞれの棟は連絡通路でも繋がっているため、自由に移動することが可能です。

  • 管理施設棟:各事業者の事務所や豊洲市場全体の管理業務を行う棟
  • 青果棟:世界中の果物などの青果の取引が行われる棟
  • 水産卸売場棟:世界中の水産物の取引が行われる棟
  • 水産仲卸売場棟:お寿司屋さんなどのお店が水産物を仕入れにくる棟

有名なマグロの競り見学は水産卸売場棟で行われています。豊洲市場の観光を行うときには、各棟の見所やお店を把握しておくことで、効率的に楽しく観光をすることができます。

豊洲市場へのアクセス方法

豊洲市場は平日5:00~17:00の間、一般見学が公開されています。この時間帯であれば豊洲市場に入ることができ、市場内の見学やレストランでの食事を楽しむことができます。日曜祝日はお休みになりますので注意するようにしましょう。

また、駐車場は一般見学用のスペースは用意されていませんので、車やバイクで来場される場合には、近隣のコインパーキングを利用することになります。豊洲市場には多くのコインパーキングがありますが、場合によっては埋まってしまっている場合もありますので、予約システムを活用して事前にスペースを予約しておくと安心して利用することができます。

電車で行く場合には豊洲駅からゆりかもめに乗り、「市場前」駅が最寄り駅になります。駅から徒歩3分程で豊洲市場に到着することができますので、電車で行く場合にはゆりかもめを利用しましょう。

また、都営バスでも豊洲市場にアクセスすることができます。「新豊洲駅前」「市場前」の停車場が最寄りのバス乗り場になりますのでご活用ください。

住所:江東区豊洲六丁目6番1号
営業時間:5:00~17:00
電話番号:03-5320-5720

豊洲市場観光をするときのおすすめスポット

豊洲市場観光をするときには、市場内の見どころを抑え、各棟を効率的に見学することがオススメです。豊洲市場には大きく11の観光スポットがありますので、それぞれ具体的に見ていきましょう。

マグロ競り見学デッキ(水産卸売場棟)

マグロ競り見学デッキは豊洲市場の一番人気の観光スポットです。テレビでもよく取り上げられることの多い競りの現場を見学することができ、日本人だけでなく、国外からも多くの見学者が競りを見て楽しんでいます。水産卸売場棟にありますので、見学ギャラリーと合わせて観光するのがおすすめです。

見学デッキには競りを行うときに使用するサインである「手やり」の解説展示もありますので、それぞれの手のサインの意味も知ることができます。手やりについての理解を深めて、より楽しくマグロの競り見学をできるようにしていきましょう。

水産仲卸売場棟見学ギャラリー

水産仲卸売場棟見学ギャラリーは、管理棟と繋がる連絡通路近くにあるギャラリーです。豊洲市場に集まってくる世界中の水産物の紹介がされており、あまりの種類の多さに驚かれることでしょう。また、移転前の築地市場で取り扱ったマグロの中で最も大きかったサイズのクロマグロの等身大模型が設置されており、観光の記念に写真を取ることができます。

その他、豊洲市場で取り扱っているマグロの種類の展示パネルなど、豊洲市場を観光する前に見学しておくことで、より楽しく観光ができる情報を多く仕入れることができますので、観光の最初に見ておくことがおすすめです。

水産仲卸売場棟 3階飲食店街

水産仲卸売場棟3階、6街区にある飲食店街は、お寿司屋さんを中心に中華、カレー、牛丼、トンカツ、和食など様々な種類の食事を楽しむことができます。豊洲市場には39店舗の飲食店がありますが、こちらの飲食店街に22店舗が入っており、豊洲市場最大の飲食店街となっております。

世界的な人気寿司店である「寿司大」もこの飲食店街にあり、開店前から多くの人が行列をなして街並ぶ光景は豊洲市場の新しい風物詩となっています。豊洲観光に行く際には、是非「寿司大」で美味しいお寿司を食べられるように挑戦してみてください。

豊洲ぐるり公園

豊洲市場は東京湾に繋がる運河沿いにあり、豊洲エリアのららぽーとや、新橋・汐留方面の湾岸エリアと水で繋がっています。豊洲市場をぐるりと囲むように整備されている豊洲ぐるり公園では、欧州風に整備された赤レンガのおしゃれな歩道と緑がデザインされており、観光途中のお散歩や休憩に活用することができます。

公園からは美しい運河沿いの景観を楽しむことができますので、豊洲観光が終わった後に夜景を楽しむこともできます。子供用の遊具も充実しておりますので、家族での豊洲市場観光の際に利用するのもオススメです。

管理施設棟 3階飲食店街

管理施設棟の3階に位置する飲食店街は、39店舗のうち13店舗が集まる、豊洲市場で二番目に大きい飲食店街です。お寿司、中華、コーヒーなどを楽しむことができ、築地市場でも人気を集めていた「木村屋」もこの飲食店街にあり、変わらず絶品のサンドウィッチとコーヒーを味わうことができます。

豊洲市場内プロショップ 魚がし横丁(水産仲卸売場棟4階)

魚がし横丁は水産仲卸売場棟4階に位置する専門店街です。食品だけでなく陶器や衣類、調理器具、雑貨などを取り扱う専門店がこの一箇所に集中しており、お土産などの購入にオススメのスペースとなっています。

街のお寿司屋さんなどのプロが使う調理器具などを取り扱っている専門店が集まった場所になりますので、どの商品も一級品。実用的で質の高いアイテムが欲しい方は、是非魚がし横丁を訪れてください。

青果棟 1階飲食店街

青果棟の1階に位置する飲食店街は、4店舗と少ないテンポながら、一級品の店舗が揃う穴場的な豊洲市場の飲食店街です。各飲食店街の中で唯一屋外に位置している飲食店街になりますので、豊洲市場が混雑していて中に入ることができない場合などに利用するのもオススメです。

「寿司大」と並ぶ人気を誇る「大和寿司」もこの飲食店街にあり、カウンターでは寿司ネタについて丁寧に説明を受けながら食事を楽しむこともできます。日本文化の寿司をより楽しみたい訪日外国人の方にも特に人気のお店となっています。

屋上緑化広場

豊洲市場の水産仲卸売場棟の屋上には緑の芝生が敷き詰められた開放的な緑化公園が広がっています。屋上の自然の中からは湾岸エリアのビル群やお台場エリアのレインボーブリッジを見渡すことができ、夜の時間帯はライトアップを楽しむことができる夜景スポットでもあります。

豊洲市場観光で少し休憩をしたいときなど、屋上緑化広場でのんびりとした時間を過ごしてください。

青果棟見学ギャラリー

青果棟見学ギャラリーは青果棟の2階から1階で行われている競りを見学することのできるギャラリーです。豊洲市場で働く人の一日の流れなどの展示もされておりますので、豊洲市場についてより詳しくなることができます。

また、取引されている成果物についての展示パネルも充実しておりますので、ここで学ぶことによって、普段食事をするときにもより深く食材を味わうことができるようになります。

PRコーナー(管理施設棟)

管理施設棟にあるPRコーナーは、豊洲市場についてより詳しく知ることのできる展示パネルが多く設置されています。豊洲市場が築地市場からの移転先として選ばれた理由や、環境・地域への貢献、大きさや各棟の特徴について知ることができます。豊洲市場について詳しく知りたい場合には、PRコーナーの展示を一通り見ておくと良いでしょう。

また、PRコーナーには大きなマグロの模型も設置されております。記念写真を撮る場所としては最適な場所となりますので、観光記念の写真を是非こちらでご撮影ください。

水産仲卸売場棟見学ギャラリー

「水産仲卸売場棟見学ギャラリー」は水産仲卸売場棟にある見学ギャラリーで、ゆりかもめの「市場前駅」からの連絡通路からすぐにアクセスすることができます。旬の魚についての詳しい展示や、オススメの調理方法などが紹介されています。展示を参考に季節ごとに美味しいお魚を購入したり、プロが推薦する調理方法を試してみるという楽しみも得ることができます。

また、豊洲市場の移転で一点スポットライトを浴びた市場内の運搬車「ターレ」の実物展示もされております。ターレに乗っての写真撮影をすることもできますので、豊洲市場観光の際には是非こちらでも記念撮影をしましょう。

まとめ

豊洲市場は競りの見学などの観光の他にも、絶品の食事を楽しめる飲食店街、一流のアイテムを購入できる専門店街、豊洲市場や取り扱い食材について深く知ることのできるギャラリーなど、楽しく過ごすことのできる魅力的な観光スポットが多くあります。

最新鋭の設備で最高の鮮度と安全性を確保しながら、食の安定的な流通を担う豊洲市場を是非観光して見てください。