21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)は、東京ミッドタウン内にあるデザイン専門施設です。
デザイン関連の施設が多く立ち並ぶ東京ミッドタウンですが、21_21 DESIGN SIGHTは「日常」をテーマにした企画展示や講演会が行われている場所。
今回は、そんな21_21 DESIGN SIGHTの魅力と楽しみ方をご紹介します。
ページコンテンツ
「21_21 DESIGN SIGHT」の魅力と楽しみ方
まずは、21_21 DESIGN SIGHTの開館時間などの基本的な情報を交えつつ、魅力や楽しみ方をチェックしていきましょう。
「21_21 DESIGN SIGHT」はデザインに触れられる場所
21_21 DESIGN SIGHTは、さまざまなテーマを元にデザインされた作品の企画展や講演会が開かれているデザイン専門施設。ロゴマークや建物全体からもプロによるデザインに触れることができます。
21_21 DESIGN SIGHTのロゴマークは、プロデザイナーの佐藤卓さんにより作成されました。青色ベースのプレートに、白文字で書かれた「21_21」は、まるで住居表示のようなデザインとなっています。
また、建物は、建築家の安藤忠雄さんにより設計されました。このように、21_21 DESIGN SIGHTは、建物から展示内容に至るまで、施設全体から「デザイン」に触れられる場所なのです。
「21_21 DESIGN SIGHT」の歴史
21_21 DESIGN SIGHTは、2007年にオープンしました。しかし、21_21 DESIGN SIGHTの歴史は、1980年代にまで遡ります。
21_21 DESIGN SIGHTが生まれたきっかけは、1980年代にいろいろなジャンルのクリエーターが、デザイン文化の拠点となる場所の重要性や可能性について話していたこと。
このことを踏まえて、2003年に、デザイナーの三宅一生さんが「日本におけるデザイン文化の拠点となる場所の必要性」をテーマとした記事を新聞に寄稿しました。この記事に多くの共感の声が寄せられたことから、2007年に、デザイン文化を発信する場所としてオープンしたのです。
それ以来、今日に至るまでさまざまな企画展示や講演会が開かれてきました。2017年には「ギャラリー3」が創設され、デザイナーの佐藤 卓さんが館長に就任するなど、日々発展を続けています。
「21_21 DESIGN SIGHT」の名前の由来
「21_21 DESIGN SIGHT」という名前は、「さらにその先を見通してデザインを発信する場にしたい」という創設者の思いが由来です。
北米では、視力が良い状態のことを「20/20 Sight」と表現します。一見、視力とデザインは無関係のように思われますが、21_21 DESIGN SIGHTという名前は、この表現を元に作られました。
「20/20 Sight」には、「20」という数字が使われていますが、前述した創設者の思いを込めて、名前には、20よりも大きな「21」が選ばれました。さらに、物事を見ることの大切さを表現するため、「Sight」(視力)を用いて、この名前になったのです。
「21_21 DESIGN SIGHT」のアクセス・開館時間・入場料金
21_21 DESIGN SIGHTのアクセス・開館時間・入場料金は以下の通りです。
アクセス
●電車を利用する場合
都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
●バスを利用する場合
・フジエクスプレス「赤坂小前」バス停、「赤坂六丁目」バス停から徒歩4分
・フジエクスプレス「乃木坂駅入口」バス停、「檜町公園」バス停、「六本木七丁目」バス停から徒歩5分
開館時間
・10:00〜19:00(入場は18:30まで)
なお、休館日は火曜日、年末年始、展示替え期間です。
入場料金
・一般:1,100円
・大学生:800円
・高校生:500円
・中学生以下:無料
※ショップは入場無料
「21_21 DESIGN SIGHT」の企画展示・講演会
21_21 DESIGN SIGHTでは、さまざまなジャンルのデザインに関する企画展示や講演会が開かれています。まずは、これまで開催されてきた企画展示や講演会の一部をご覧ください。
企画展示
・「ワイス・ワイス 職人がつくる百年ソファ SPRING展」(オーガニック素材を使ったソファに関する展示)
・「単位展」(単位に関する展示)
・「water展」(水に関する展示)
講演会
・「デザイン・トーク」(21_21 DESIGN SIGHTについて、デザイナーが振り返る講演会)
・「AXIS THE COVER STORIES」(未来とデザインについて考える講演会)
このように、21_21 DESIGN SIGHTでは、デザイン全般に関する講演会や、日常に関する幅広いジャンルの企画展示が行われています。なお、現在開催中の企画展示や、今後の企画展示と講演会の予定は、21_21 DESIGN SIGHTの公式サイトでチェックできます。
「21_21 DESIGN SIGHT」の建築と3つのギャラリー
21_21 DESIGN SIGHTは、建築家によりデザインされた個性的な建物が印象的。その中では、3つのギャラリーを展開しています。各ギャラリーの魅力に迫っていきましょう!
ギャラリー1の魅力
ギャラリー1では、単位や工芸品などジャンルごとの企画展示が楽しめます。ギャラリー1では、先ほどご紹介した企画展示の他にも、これまで以下の企画展示が行われてきています。
・「コメ展」(お米の歴史や風習に関する展示)
・「雑貨展」(雑貨に関する展示)
・「U-Tsu-Wa/うつわ展」(有名陶芸家などによるうつわに関する展示)
このように、ギャラリー1では、日常に溶け込んでいて普段考える機会が少ないような事柄の企画展示も行われています。
ギャラリー2の魅力
基本的には、ギャラリー1と2で併用されることが多いため、ギャラリー2でも、ギャラリー1と同様の企画展示が行われています。
1つのジャンルについての企画展示を続けて行うのではなく、毎回、さまざまなジャンルについて取り扱っているので、いつ足を運んでも楽しめますよ。
また、前述した通り、日常に関する幅広いジャンルの企画展示が行われていることから、さまざまなジャンルについての知見を深められる魅力もあります。
ギャラリー3の魅力
ギャラリー3は、企業による企画展示が楽しめるスペースです。これまで、開かれてきた企画展示の一部は以下の通りです。
・無印良品による生活用品についての企画展示
・ファッションブランド「ソニア リキエル」によるファッション作品に関する企画展示
・繊維メーカー「TORAY」によるストレッチ素材に関する企画展示
このように、ギャラリー3でも、生活用品やファッションなど、日常に関する企画展示を楽しめます。ただ、ギャラリー3がギャラリー1やギャラリー2と違う点は、1つの商品や技術をアピールするための展示が多いということ。1つの商品や技術について深く知りたいという方は、ぜひギャラリー3にも足を運んでみてくださいね。
「21_21 DESIGN SIGHT」のショップで買える人気のお土産
21_21 DESIGN SIGHTの1階にあるショップでは、13種類のお土産が取り扱われています。今回は、その中でも特に人気のお土産を3つご紹介します。
21_21ペン
21_21ペンは、スタイリッシュでありながらも、ソフトな印象を与えられるデザインですので、男女問わず使える一本。ボディには、21_21 DESIGN SIGHTのロゴも入っていますので、ご自分へのプレゼントや、大切な方へのお土産にもぴったりです。
また、21_21ペンのボディには、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターである深澤直人さんが手がけた「LAMY noto(ラミーノト)」が使われています。LAMY notoは、持ちやすく、書きやすい構造で作られたボールペンシリーズなので、デザイン性だけでなく、利便性にも優れています。ぜひお手にとってみてくださいね。
21_21ペン
- 値段(税込):2,291円
- オンライン購入:可
21_21グラフィックプレート
21_21グラフィックプレートは、誰でも簡単にさまざまなデザインを描けるアイテムです。
「日常」をテーマにした企画展示を展開する21_21 DESIGN SIGHTらしいグラフィックプレートとなっており、21_21 DESIGN SIGHTのロゴやサインはもちろん、日常生活で用いられる矢印やトイレ標識といったデザインも描くことができます。また、色も21_21 DESIGN SIGHTらしく、ロゴと同じ青色が選ばれています。
また、このグラフィックプレートは、いろいろな使い方ができる万能アイテム。お子様と一緒にイラスト描きを楽しんでも良いですし、横長のデザインを使って、マーキングに利用するのもおすすめです。
21_21グラフィックプレート
- 値段(税込):756円
- オンライン購入:可
21_21ノートブック
21_21ノートブックは、利便性にもデザイン性にも優れたモレスキンノート。この21_21ノートブックは、方眼タイプのモレスキンノートですので、文字、表、グラフなどが書きやすく、ビジネスマンにぴったりです。表面が厚いハードタイプなので、立ったままでも使えます。ポケットに入るサイズなので、持ち運びにも便利ですよ。
また、イラストや写真を貼る使い方もできるので、学生や主婦の方の日記帳やデザイン帳にも最適です。青色に、白文字でロゴが入っており、21_21 DESIGN SIGHTのロゴを連想させるおしゃれな1冊となっています。
21_21ノートブック
- 値段(税込):2,484円
- オンライン購入:可
21_21ミニチュア建築模型
21_21ミニチュア建築模型は、500分の1スケールで21_21 DESIGN SIGHTを再現できる建築模型です。とても細かいパーツまで、出来るだけ現物を再現できるようにこだわった一品となっています。台座を含むさまざまなパーツは、建築時に使用された図面を元に製作されたものですので、ご自宅で21_21 DESIGN SIGHTをリアルに組み立てることができます。
オンライン購入はできず、21_21 DESIGN SIGHTに来場された方だけが手に入られるこのアイテム。21_21 DESIGN SIGHTを、ご自宅でリアルに再現してみたいという方は、ぜひゲットしてください。
21_21ミニチュア建築模型
- 値段(税込):3,024円
- オンライン購入:不可
まとめ
21_21 DESIGN SIGHTは、さまざまなデザインに触れられる施設。「日常」という身近なテーマを取り扱っていることから、普段デザインに触れる機会が少ない方でも楽しめます。このように、普段から、デザイン作品を見ることが多い方も、そうでない方でも満喫できる21_21 DESIGN SIGHT。ぜひ足を運んでみてください。