渋谷の文化・芸術の発信地「Bunkamura」の魅力と楽しみ方

普段の生活において、美術作品に触れる機会って、なかなかないと思います。「美術館が近くにない」、「芸術に興味がない」と思う人にもおすすめできるスポットBunkamuraは、初めて来た人も満足できるような文化施設です。

現代文化に触れながら、美術作品のすばらしさや演劇の臨場感をここ、Bunkamuraだけで満喫できます。興味がない人や始めていく人でも、その魅力にはまること間違いなしです。

Bunkamuraの基本情報

Bunkamuraでは、現代の芸術文化に触れられることができる複合文化施設です。芸術や美術鑑賞がすることができ、コンサートや演劇などの鑑賞もできます。芸術鑑賞はもちろん、その他の店舗もいくつかあるので、お食事やお買い物も楽しめる場所ですよ。

店内はゆったりとした大人の雰囲気があり、都会の喧騒を忘れて芸術鑑賞をすることができます。

ちなみに、隣接する東急百貨店本店とは、各階の連絡通路でつながっているため、Bunkamuraと東急百貨店の行き来もしやすくなっています。

 

Bunkamuraのお店

飲食店が2店舗、ショップが5店舗の、計7点の店舗がBunkamuraに入っています。その他に、演芸施設には軽食とドリンクのビュッフェがあるので、そちらもぜひご利用してはいかがでしょう。ちなみに、チケットの半券を持参すると、店舗ごとにサービスが受けられるので捨ててしまわないようにしましょう。

また、Bunkamuraには、オンラインショップもあります。音楽や演劇にちなんだ限定グッズが販売されているので、気になった公演などのグッズはオンラインショップで要チェックです。

会員になるとBunkamuraの特典が受けられる

Bunkamuraには、無料で登録できる「MY Bunkamura」というサービスがあります。こちらに登録すると、Bunkamuraでさまざまな特典を受けることが可能です。パソコンやスマートフォンで簡単に登録できるので、会員になっておいて損はありません！
MY Bunkamuraの主な特典

無料会員の他にも、条件はありますが、Bunkamuraの施設をお得に利用できる特典がついた会員プログラムもあります。Bunkamuraによく訪れる人は、こちらもおすすめです。

倶楽部bの入会条件と特典

 

子供向けサービス

未就学児については、「ザ・ミュージアム」以外の演芸ホールは、入場できない場合があります。ベビーカーについても、混雑状況により利用できない場合がありますが、受付での一時預かりが可能です。

また、ベビーカーの貸し出しはしておらず、子ども向けのレストルームは1か所(地下1階)のみとなっています。その場合、隣接する東急百貨店のご利用がおすすめです。

ちなみに、Bunkamuraと提携しているセルリアンタワー東急ホテル内にある「ポピンズキッズルーム」にて、託児サービスがあるので、そちらもご利用するのがいいでしょう。

Bunkamuraとは

1989年にオープンしたBunkamuraは、音楽や演芸、美術やアートなどのクリエイティブな空間は、常に新しい文化の発信をしているともいえます。
コンセプト

これら3つをコンセプトに掲げたBunkamuraは、美術や芸術面において力を入れているだけでなく、さまざまなジャンルの人々が交流できる場として、常に発展し続けています。演芸やコンサートなど、普段なかなか触れることのできない文化を、間近で体感できる、現代文化の魅力が詰まった場所です。

芸術にあまり詳しくない人でも、Bunkamuraの魅力に惹かれること間違いなし！ちなみに、演劇や音楽を楽しむだけでなく、カフェやレストランも併設しているので、Bunkamuraは五感すべてで楽しめる場所でもあります。

Bunkamuraのアクセス・駐車場

公共機関でのアクセス

電車での利用法

バスでの利用法

車でのアクセスと駐車場情報

車でのアクセス法

駐車場情報
Bunkamuraには専用駐車場がないため、隣接する東急百貨店地下駐車場か、周辺の駐車場に車を止める必要があります。

東急百貨店地下駐車場

タイムズ松濤1丁目

アットパーク宇田川町

Bunkamuraの魅力的な施設

 

Bunkamuraは、美しい芸術や美術、音楽を鑑賞できる施設が充実しています。さまざまなジャンルの施設が計5つあり、それぞれ異なる芸術を楽しめるでしょう。たくさんの魅力が詰まったBunkamuraを代表する5つの施設とはどんなものか、またその魅力についてご紹介します。

オーチャードホール

 

3階にあるオーチャードホールは、コンサートやオペラ、バレエに使用される専用ホールとなっています。観客席は全2,150席と大規模なもの。音響をより重く、美しい音色として響かせるために、観客だけでなくアーティストにも満足できるような工夫がされています。

オーチャードホール最大の売りである巨大な可動式音響シェルターは、オペラ、バレエ、コンサートなど、用途に合わせて移動が可能です。ときどきに合わせてステージを最適なものに変え、最適な音響空間での鑑賞を楽しむことができます。

 

劇場内での飲食はできませんが、オーチャードホール内に、飲み物や軽食のビュッフェも備わっているので、開演前や後の時間を、ゆったりと過ごしてはどうでしょう。

ちなみに、オペラグラスの貸し出しも行っており、こちらはオーチャードホール1階ロビーにて受付が可能です。
(保証金5,000円(返却時に返金)、レンタル料300円)

シアターコクーン

 

Bunkamura1階にあるシアターコクーンは、演劇をメインに、コンサートや歌舞伎も上映されることもあります。客席は全747席で、コンパクトな造りとなっていますが、その分客席と舞台との距離が近く、高い臨場感が得られます。それぞれのアーティストたちが個性豊かに繰り広げる舞台表現は、見るものを世界へ引き込むでしょう。

一部公演では、2階のバルコニー席から観賞できるコクーンシートがあります。個室のような空間は、まさにコクーン(繭)といえますね。

 

シアターコクーンのホワイエには、軽食や飲み物のビュッフェがあるので、休憩時間などのご利用にもおすすめです。

ル・シネマ

 

Bunkamuraの6階に位置する「ル・シネマ」は、Bunkamuraのミニシアター劇場となっています。スクリーンは2つで、座席数はシネマ1は150席、シネマ2は126席とコンパクトな設計です。

こちらで上映される映画は、ヨーロッパやアメリカなどの外国映画がメインとなっています。ここでしか上映していない映画もたくさんあり、どれもじっくりと見られるような作品ばかりです。厳選された作品は、どれをとっても間違いなしで、映画を観賞した人の心に強く印象に残るでしょう。

ちなみに、飲食に関しては、上映中は蓋付きの飲み物のみ許可されています。ドリンクホルダーが設置されていないため、ペットボトルの持参がおすすめです。

サービスデーである火曜日は、お得に映画が観賞できるのでおすすめですよ。

通常料金

一般	1,800円
シニア(60歳以上)	1,100円
大学・専門学生(平日)	1,100円
大学・専門学生(土日祝)	1,500円
小・中・高校生	1,000円

※障碍者手帳をお持ちの人とその介助者1名は1,000円
※未就学児は一部の作品はご遠慮される場合あり

サービスデー

毎月1日「映画の日」	1,100円
毎週火曜日サービスデー	1,100円
毎週日曜日夜の最終回	1,100円
毎週木曜日オンライン予約	1,100円

ザ・ミュージアム

 

ザ・ミュージアムは地下1階にある美術館です。どなたでも気軽にそのときどきのアートを楽しめる空間となっています。イベントも多く開催されており、美術の観賞だけでなく、よりアート作品を身近に感じれる活動(アートレビュー活動)も行われています。

年間4～6回の企画展が開かれ、主に近代美術が展示してあり、絵画やアート作品、写真店や名品展、この4つが中心です。中には著名人の展示会だけでなく、これからの活躍が期待されるアーティストの個展など、幅広いアーティストの展覧会も開かれます。

 

なお、ザ・ミュージアム内には、展覧会関連のグッズを販売している「ミュージアムショップ」が併設されています。お気に入りの展覧会にちなんだアート作品やグッズは、ぜひこちらでお買い求めください。グッズには、ポストカードやステーショナリー、書籍やDVDがあります。

ギャラリー

 

1階にはアーティストによる芸術作品展示場「ギャラリー」があります。ブース内はガラス張りになっており、通りすがりにもアートの鑑賞が可能です。そのため、アートをより身近に感じることができるでしょう。

 

ここでは、アーティストたちの創作活動の発表の場としても使用することができ、スペースのレンタルが可能です。この活動を通し、さまざまなアーティストや企業との交流を深めることができるでしょう。

なお、レンタルスペースは、個展などにおすすめな「Bunkamura Box Gallery」、Bunkamuraに遊びに来た多くの人の目に留まりやすい「Bunkamura Wall Gallery」の2か所があります。

ちなみに、このギャラリーは、レンタルスペース共に入場無料となっているので、Bunkamuraに遊びに来た際は、ぜひお立ち寄りください。

Bunkamuraのレストラン・ショップ

 

Bunkamuraには、ホールや美術館の他に、お店や飲食店もあります。ゆったりとお食事やドリンクを楽しむのもよし、アート作品や鑑賞後の感想を熱く語り合うのにもよい、心地よい空間です。

Bunkamuraにあるショップは、イベントにちなんだグッズの他にも、美と芸術が光るものや、デザイン性に優れている商品を販売しているお店もあります。芸術鑑賞後の余韻に浸りながら、お買い物を楽しんではどうでしょう。

ドゥ マゴ パリ/カフェテラス

 

パリにある有名カフェ「ドゥ マゴ」を受け継いだカフェが、ここBunkamuraで堪能できます。ここでは、モダンフレンチを扱っており、常に新しい文化を築く渋谷で、古き良きフランスの雰囲気を味わえるでしょう。名物はタルトタタンで、りんごの甘みとほのかな酸味の相性がよいスイーツです。

 

店内はモダンな雰囲気で、落ち着いた雰囲気となっています。静かで優雅なひとときを過ごせるでしょう。テラス席もあり、パリを感じながらいただけるコーヒーは上品そのもです。鑑賞の合間の休憩に、ほっと一息いれてみては？

 

大変込み合うカフェなので、予約は必須ともいえます。ちなみに、WEB予約も可能なので、Bunkamuraに遊びに行くときは、ドゥ マゴ パリの予約も忘れずに。

利用料金

ロビーラウンジ

 

こだわりの豆を使用したコーヒーなどのドリンクと軽食がいただけるBunkamuraのラウンジ。テーブル席とソファー席が設けてあり、ゆったりとくつろげるスペースとなっています。ロビーラウンジで会話に華を咲かせてみてはどうでしょう。

 

軽食メニューは色とりどりの食材を使用しているため、見た目にも華やかです。それなのにスムーズな提供なので、観賞前に立ち寄るのもおすすめです。コーヒーや紅茶は、厳選された絶品の品。ぜひご賞味ください。

ナディッフモダン

 

絵画や彫刻などの芸術関連の書籍を販売している書店です。それだけでなく、ライフスタイルや絵本といった、身近なジャンルの書籍も揃えています。2階建てになっているこちらのお店には、小さな椅子も用意されているので、静かな雰囲気に包まれながら、読書をゆっくりとしてみてはいかがでしょう。

 

ちなみに、各イベントにちなんだアート雑貨も販売しているだけでなく、ワークショップも開催されていることがあるので、素敵な体験をナディッフモダンで経験してみては？

エルベ・シャトラン/フラワーショップ

 

フラワーアーティスト、エルベ・シャトランが手がける日本第1号店である「エルベ・シャトラン」。店内は薔薇のフラワーアレンジが並び、花ひとつ、器ひとつとっても美しく、まるでアート展のような店内です。

花に詳しくない人でも、宝石のような美しさに惹かれること間違いなしです。大切な人に贈る花束やブライダルにぜひ、エルベ・シャトランの花を贈ってみてはどうでしょう。

 

こちらのフラワーブティックでは、販売の他にワークショップやフラワーレッスンも行っています。美しい花に触れながら、自分なりのフラワーアレンジをお楽しみください。

KONCENT

 

オリジナルブランド「＋d」を中心に、日常で使えるアイテムや、デザイン、機能性に優れた製品を販売している雑貨ショップです。他のどこにもないようなアイディアが詰まったアイテムは、あっと驚くようなものから、くすりと笑えるようなものまでさまざま。

 

＋d以外にも、各産地や企業と協力して作り上げた製品もあり、文化と人のつながりを感じることができるでしょう。見るだけでも楽しいお店KONCENTは、Bunkamuraに来たら外せないお店です。

Bunkamuraのまとめ

普段、芸術や美術と触れ合う機会がない人でも、演劇のダイナミックさやアート作品の繊細さに心打たれることでしょう。また、カフェや書店でゆったりしたひとときを、各店舗で行われるワークショップは、自分のセンスを磨くことができます。

芸術の美しさと現代文化の発展、そして人のつながりを感じることのできるBunkamuraの魅力に、かならず心惹かれるでしょう。都会の喧騒を忘れ、静かで上品な時間をぜひBunkamuraで過ごしてみてください。