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子供と一緒に楽しめるお台場の観光名所「水の科学館」の魅力と楽しみ方

東京のお台場には、たくさんの遊べる施設や素敵な海辺の景色が楽しめるスポットがあります。ですが、意外とお金がかかり、子ども連れのファミリーで行くには行動範囲も広くなるため楽しみ方が限られてくる場合もあるでしょう。

お台場でできるだけお金をかけずにお出かけを楽しみたい場合は、水について楽しく学ぶこともできる「水の科学館」がおすすめですよ。水についてのしくみや性質を見て学ぶゾーンもさまざまな展示でたくさんありますが、それだけではなく実際に給水所を体験できたり、見て触れて楽しんで学ぶことができるのが特徴です。

また、ガイドツアーもあり親切な解説が分かりやすくて人気なんですよ!生活のあらゆる場面でなくてはならない「水」のしくみを、「水の科学館」で楽しく体験するメリットは大きいでしょう。「水の科学館」は本当に充実しており、それぞれの学べるゾーンが魅力的で楽しみ方がたっぷりです。「水の科学館」の特徴や館内のゾーンを詳しく見ていきましょう!

水の科学館の基本情報

「水の科学館」とはどのようにしてできた施設なのでしょうか?その成り立ちや「水の科学館」の立地やアクセス、お得な楽しみ方まで見ていきましょう!

水の科学館とは

「水の科学館」は、その名前の通り“水”が生まれるルーツや役割などを学べる施設です。私達の生活になくてはならないものとして存在している“水”について、科学的にさまざまな視点から水を考えることができる素晴らしいスポットです。

建物は、水をイメージさせる名称のロゴやすっきりとしたシンプルな外観で、科学館らしさが出ているでしょう。館内には、地下1階~4階の有明給水所、地上1階~3階まであり、各カテゴリーに分かれたゾーンを展開させています。

東京都江東区有明の東京都水道局によって運営されている「水の科学館」であるため、水道局運営ならではの水についてのさまざまな詳しいしくみや知識などを学べる施設と言えるでしょう。関連した施設では、東京での重要な水の役目を持つ有明給水所も設置しています。

有明給水所は「水の科学館」の地下1階~4階まであり、浄水場で作られた水道水を江東区有明地区の約2万世帯に届ける大切な役割を担っています。

また、水道水を貯める配水池は2万立方メートルと大容量で、災害時に応急給水拠点になるようです。各家庭に水道水を送るポンプ水量は1分間で最大58立方メートルとも言われており、有明界隈の水のある暮らしに欠かせないものとなっているでしょう。

素晴らしい水について、さまざまな角度から体験して楽しんで学べる「水の科学館」は、水について詳しく学べるシンボル的な施設となっています。

水の科学館へのアクセス・駐車場・最寄り駅

「水の科学館」には一般の来場客が車を停める駐車場がないため、訪れる場合は公共交通機関を利用すると良いでしょう。

りんかい線で行く場合
公共交通機関の「りんかい線」で行く場合は、『国際展示場駅』で降りて徒歩10分ほど歩けば「水の科学館」へ着きますよ。徒歩10分と言うと少し歩くため、道順を知っておいた方が迷わず行けるでしょう。

『国際展示場駅』で降り改札を出ると、右手の高いビルの方向へ、白い屋根の中を通って直進します。ビル1階のサイゼリヤの方へ進み、左手に見えると直進し、次に横断歩道を2つ直進します。真っ直ぐ進み見えた右手の大きな橋を渡りましょう。

橋から右手方向に「水の科学館」が見えてきますよ。横断歩道を右折すると到着です!

ゆりかもめで行く場合
公共交通機関の「ゆりかもめ」で行く場合は、『東京ビッグサイト駅』で降りて徒歩10分程度で「水の科学館」へ着きます。『東京ビッグサイト駅』の改札を出て左の階段を降り、直進します。最初の交差点を渡り右折後、空中廊下の先の横断歩道まで歩きましょう。

横断歩道を左折して直進すると、右手に大きな橋が見えるはずです。その橋を渡っていると、右手に「水の科学館」が見えてくるでしょう。横断歩道を右折すると到着しますよ。

都バスで行く場合
都バスを利用して行くと、すぐ近くの『武蔵野大学前』下車が便利です。下車してから徒歩約3分で「水の科学館」までたどり着くことができますよ。

また、武蔵野大学のサイクルポート(江東区臨海部コミュニティサイクル)が「水の科学館」から約1分の所へあるため、海岸をぐるりと観光するのにも便利でおすすめでしょう。

水の科学館の営業時間・休館日

「水の科学館」は、いつ営業しているのでしょうか?開いていても混雑したり思うように楽しめない状況は避けたいものですよね。あまり混まずに利用できる時間帯や営業時間・休館日を知っておきましょう。

【水の科学館】
住所:〒135-0063 東京都江東区有明3-1-8
電話番号:03-3528-2366
営業時間:AM9:30~PM17:00(入館…PM16:30まで)
休館日:月曜日(祝日・休日にあたる場合はその翌日)、年末年始

学校が夏休みなどの長期の休み期間は、その時期ならではのイベントもたくさんしているためチェックしてから行くと良いでしょう!

水の科学館の料金

「水の科学館」は、入館料・利用料と共に全て無料となっています。たくさんのコーナーがあり、見て触れて体験できる充実した施設でありながら無料で利用できるのは嬉しいですよね!

水の科学館の魅力と楽しみ方

「水の科学館」には、水について見て触れて学べる楽しみながら体験できるゾーンがたくさんあります。それぞれのゾーンの魅力や楽しみ方のポイントを詳しく見ていきましょう。

各階それぞれのゾーンとは別に、1階には「アクアショーケース」という名称で、休憩や食事ができるスペースが設けられています。ここでは自動販売機が設置されていますが、食事などの販売はないため持ち込んで食べる人も多いはずです。

また、小さな子どもが遊べる広場があるため、館内を見回った後に休憩する場所にぴったりでしょう。

アクアトリップ 水のたびシアター

「水の科学館」3階にある『アクアトリップ 水のたびシアター』は、ただのシアターではないんです。左右、前方、天井の4つの面に映し出される臨場感たっぷりの大迫力画面の映像で、本当に映像の中にいるような感覚を体験することができる不思議で魅力的な映像シアターです。

映像の主な内容は、自分が“水つぶ”の主人公になって森から川を下ってダムを超え、浄水場を通り蛇口に水が届きやがて蒸発するまでを描き体験できます。

水がそれぞれの蛇口に届いた後、“水つぶ”は街や海にいたりと、日常世界の水のさまざまな流れによってたどり着くところが異なります。最後には蒸発して雲になってしまい、自然界の水の大循環を迫力の映像で見ることができるため圧巻ですよ。

迫力の映像は、シアターの後ろより前方にいた方がぐっと迫力さがアップしますよ。映像所要時間は約15分間で、感動の映像体験がほど良い時間で体験できます。

こちらは入館した際に最初に予約しておくと、後で他のゾーンに行きやすくなるでしょう。

アクアフォレスト 森を探検!水のふるさと

「水の科学館」3階にある『アクアフォレスト 森を探検!水のふるさと』は、森から始まる水の旅を学びながら体験することができます。水の旅は、森へ降った雨が土にしみこんで湧き出した水が集まることで川を作ります。そのダムに流れ込んだ水は、皆が飲む水の元となるのです。

奥多摩の水道林がモデルになっているフォレストゾーンは、あたかも森のような室内を探検できるようになっています。そこには、森に住む生き物やフン・足跡・食事の跡なども残っています。どのような生き物がどんな生活をしているかを楽しくイメージできるしかけがたっぷりですよ。

また、体を動かしながらの“森のしごと”についての2択クイズは、ファミリー・子ども達にも楽しく学べるでしょう。スクリーンに自分の映像が映るため、ワクワク感たっぷりでクイズに挑戦できますよ。

アクアタウン みんなで発見!くらしの水

「水の科学館」の2階にある『アクアタウン みんなで発見!くらしの水』ゾーンでは、いつも何気なく使っている水について、見て聞いて実際の生活風景から学ぶことができます。

皆においしい水を届けるために水道局がどのような活動を行っているかのしくみを知ることができ、新たな発見がありますよ。水道局の「安全でおいしい水のプロジェクト」を進める取り組みを、模型や説明で詳しく理解できるでしょう。

また、キッチン・バスルーム・トイレ・ランドリーなどの水に関わる生活に密着した日常生活コーナーの模型があり、さまざまな所で水が使われていることを改めて知ることもできます。

体験して学べるクイズコーナーでは、5つのカテゴリー別のクイズを楽しみながら水や水道についてのさまざまなことを学べます。クイズに全て正解すると、素敵なファンファーレと共に巨大な蛇口模型から霧状の水が流れてくるため必見ですよ!

アクアラボラトリー ふしぎ体験!水の実験室

「水の科学館」の2階にある『アクアラボラトリー ふしぎ体験!水の実験室』では、おいしい水を作るためのさまざまなしくみを学んだり、水の性質を利用した体験装置から、水の不思議を発見してワクワクしながら身近な水について学ぶことができます。

6角形の枠の中に入り、ひもをゆっくり引っ張ると大きな揺らめいたシャボンの壁が上がってくる体験装置は、不思議すぎて知的好奇心を刺激されますよ!ふっと息を吹きかけることでシャボン表面の光模様が変わり、七色にきらめく様子は必見でしょう。

また、大きな筒の後ろを叩くと穴から霧のリングが飛び出して霧の空気砲のようになる体験装置も面白いですよ。これは、穴から押し出された霧が空気の壁にぶつかり、外側から内側へと円を描くように動く性質によるものです。

体験で人気なのが、大型の真空実験装置を使った「水の真空実験」です。水と空気の相互作用によって起こる実験結果はどうなるのでしょう?!係員さんが丁寧に指示してくれるため安心して体験ができますよ。

時には実験ショーも行われるため興奮度もさらにアップします!詳しくは体験してみるのがおすすめですよ!

アクアツアー 給水所を体験!有明給水所

「水の科学館」の地下にある、有明界隈の水を司る本物の『有明給水所』は、“アテンダント”さんの説明を聞きながら一緒に給水所を探検していくガイドツアーです。

ツアー中は給水ポンプにさまざまな映像が映し出されるため、目・耳を使ってバランス良く理解を深めることができるでしょう。

自分たちの住む街に実際にどのように水が送られてきているのかを、本物の給水所を見ることで理解を深めていくことができますよ。1階のアクアツアー集合場所に集まり、順番に給水所の案内をしてもらえます。

『アクアトリップ水のたびシアター』と同じく、こちらも入館した際に最初に予約しておくと、後で他のゾーンに行きやすくなるのでおすすめです。

アクアツアー給水所体験

  • 所要時間:平日15分、休日30分
  • 定員:40名

アクアパーク

「水の科学館」に入ってすぐ見える1階の『アクアパーク』は約10mもの高い滝もあり、水に親しみが持てる広場となっています。小さな子ども達の目の高さで水に触れることができ、自由に水遊びやプール遊びができるように玩具も準備されていますよ。

『アクアパーク』のコンセプトは、水の広がる私達の世界をイメージして作られています。滝や山・川、海や空・雲などの水に関わる世界を自由なデザインで表現しており、感性豊かな学びを体験できますよ。

的当て水鉄砲ができたり、プールの下にもぐって中から顔出しができるもの、スイッチを押せば雲から雨が降ったりと無料とは思えないほどのしかけや充実した水遊びが楽しいでしょう。

水の心地良さや触れて遊べる楽しさを味わえるゾーンは、ファミリー・子ども達同士で楽しめるはずです。

水の科学館まとめ

「水の科学館」は、水について詳しく学べて実際に体験することができ楽しめる施設であるため、無料とは思えない充実ぶりが特徴ですよね。本物の給水所が見れるのもなかなかない機会で、水が家庭に届くしくみを知ることができて素晴らしい所でしょう。

涼し気な「水の科学館」は、暑い夏休みに訪れるスポットとしてもおすすめですよ。自分の生活に身近な水について、面白さや不思議さを感じながら楽しく学べると良いですね!