東京都池袋西口から徒歩2分の場所にある「東京芸術劇場」は、クラシック専用の本格的なコンサートホールや、演劇やダンスパフォーマンスなど舞台芸術を楽しめる中ホールや小ホール、美術作品などの展示スペースなど、芸術を満喫できる施設が詰まった劇場です。
また、ホール以外にも、ゆっくり食事を楽しめるレストランやカフェ、お買い物を楽しめるグッズショップもあり、デートにもおすすめです。2012年9月にリニューアルオープンし、より利用しやすくなった「東京芸術劇場」の魅力と楽しみ方をたっぷりとご紹介します!
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東京芸術劇場の基本情報
「東京芸術劇場」は、クラシック専用の本格的なコンサートホール、舞踊や演劇を楽しめる中、小ホール、ギャラリーなどがあり、音楽・演劇・舞踊・美術など、様々な芸術文化を楽しめる複合芸術文化施設です。
まずは「東京芸術劇場」の基本情報をご紹介します。お出かけの際はぜひ参考にしてください。
東京芸術劇場とは
「東京芸術劇場」は、1990年10月に開館した、東京とが都民のための音楽・演劇・歌劇・舞踊等の芸術文化の振興と、その国際的交流を図る目的で、複合文化施設として東京都池袋に開館しました。公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営しています。
世界最大級のパイプオルガンが見事な大ホール(コンサートホール)、演劇やダンスパフォーマンス等を楽しめる中ホール(プレイハウス)と、小ホールが二つ(シアターイーストとシアターウエスト)を有しています。
また、美術作品の展示などに利用できる展示スペースやギャラリー、リハーサル室、大小の会議室も備えられていて、様々な芸術活動を行うことができます。
池袋の街中でも目を引くガラス張りの建物の「東京芸術劇場」。設計はモダニズム建築家で、日本建築の先駆的な存在である芦原義信氏。鉄骨とガラスでつくられたアトリウムの館内は、太陽の光が差し込んで明るく開放的な雰囲気です。
また、館内には居心地の良いソファーが設置された休憩スペースもたくさんあるほか、カフェやレストランも備えられているので、コンサートや演劇鑑賞前に食事を楽しんだり、待ち合わせの時間までゆっくり過ごしたい時などにも利用できます。
芸術鑑賞を一日満喫できる「東京芸術劇場」で、音楽や演劇を思い切り楽しみに出かけましょう!
東京芸術劇場へのアクセス・駐車場・最寄り駅
電車をご利用の場合
JR、東京メトロ、東武東上線、西部池袋線、池袋駅西口より徒歩2分です。
駅地下通路の2b出口より直結。
お車をご利用の場合
100台収容の駐車場「東京芸術劇場駐車場」有り。
「東京芸術劇場」の当日鑑賞入場券を出口で係員に提示すると、「30分サービス券」をもらえます。
東京芸術劇場への料金・営業日・チケット購入方法
・料金、営業時間について
- 営業時間: 9:00 ~ 22:00(休館日をのぞく)
- 休館日:10:30~19:00
- 定休日:公演のスケジュールによります。HPでご確認ください。
・チケット購入について
インターネットでご購入の場合
インターネットでの購入には、芸劇メンバーズへの登録(無料)が必要です。
24時間購入可能です。
お電話でご購入の場合
電話番号:0570-010-296(ナビダイヤル:休館日を除く10:00~19:00)
東京芸術劇場ボックスオフィス窓口でご購入の場合
東京芸術劇場1Fのボックスオフィス(休館日を除く10:00~19:00)に直接お尋ねください。
東京芸術劇場の魅力と楽しみ方
「東京芸術劇場」は、地下3階から地上9階まで、ホールやギャラリー、リハーサルルームや大小の会議室まで、芸術文化を楽しめる施設がたくさん備えられています。
音楽や美術などを楽しむほかにも、食事を楽しめるカフェやレストラン、お買い物を楽しめるグッズショップなど、魅力的な見どころを多く有する「東京芸術劇場」。
25年以上の歴史をもつ「東京芸術劇場」は、2012年9月にリニューアルオープンし、今まで以上に音響性を高め、より音がクリアに聴こえるようになりました。そんな「東京芸術劇場」の魅力と楽しみ方を詳しくご紹介します!
コンサートホール
「東京芸術劇場」には、舞台正面にマルク・ガルニエ社製作による世界最大級のパイプオルガンが設置された本格的なコンサートホール(大ホール)があります。客席数1999席を有するコンサートホール(別に車いす用スペース有り)ですが、2000席に足りない1席は、音楽の神「ミューズ」のための席だそう。
開館当初より、「ヴィンヤード・タイプ」のコンサートホールとして親しまれてきましたが、2012年のリニューアル時に、ステージの拡張や客席シートの全面入れ替え、壁面処理により音響を大幅に改善しました。よりクリアで豊かな音響になったコンサートホールを、ぜひ体感しに出かけましょう!
プレイハウス
プレイハウスは、客席数834席、約60人収容のオーケストラピットが備えられている中ホールです。プロセニアム形式のこちらのプレイハウスでは、主に演劇やミュージカル、バレエ、舞踊など舞台芸術の公演が催されています。
2012年のリニューアル後には、内装が木目調からレンガ造りへと雰囲気ががらりと変わり新しくなりました。一階客席後方には立ち見可能エリアも設けられ、プレイハウス全体で90名が立ち見可能となっています。
また、女性用化粧室を増設したり、劇場利用のお客様のみ利用可能な託児サービスも新設され、大変利用しやすくなりました。リニューアルしてさらにイメージも変わって利用しやすくなったプレイハウスで、舞台芸術を満喫してください。
シアターイースト
B1階にある小ホールのひとつ「シアターイースト」は、可動床によりエンドステージ、スラストステージ、センターステージなど自在に創造が可能なホールです。
300席を有するこちらの多目的ホールは、演劇やミュージカルなどに利用され、公演によって客席の形状が異なり、多彩な舞台表現が可能となっています。2012年のリニューアル後、「シアターイースト」の呼称がつけられました。
シアターウエスト
こちらの、300席を有する多目的ホール「シアターウエスト」は、プロセニアム形式の小ホールです。舞台や客席の可動床により、演目によって自由な舞台表現を可能としています。2012年のリニューアル後に「シアターウエスト」の呼称がつけられました。
パイプオルガン
「東京芸術劇場」の本格的なコンサートホールには、舞台正面に世界最大級のパイプオルガンが設置されています。フランスのマルク・ガルニエ氏設計のこのパイプオルガンは、およそ9000本のパイプを有し、「東京芸術劇場」の開館とともに設置され、約20年の歴史を刻んでいます。
この壮大なパイプオルガンは、実はルネサンス・バロックスタイルと、モダンスタイルの二つのオルガンが背中合わせになっていて、レバー一つで回転するシステムになっています。
第一の面には、ルネサンス様式と、バロック様式の2台のオルガンがはめこまれていて、ヨーロッパの歴史に沿って製作された伝統的なかたちのオルガンです。
180度回転して現れる第二の面は、モダンスタイルのオルガンです。こちらはフランス古典期を基本としてロマン派を取り入れた、近現代式のオルガンです。
回転方式のオルガンは、世界的にも例をみないもので、大変話題となりました。「東京芸術劇場」コンサートホールのシンボル、世界最大級のパイプオルガンの壮大な音色をどうぞお楽しみください。
カフェ「Bicerin Metropolitan Theatre」
「東京芸術劇場」の2Fにある「Bicerin Metropolitan Theatre」。「Bicerin(ビチェリン)」とは、1763年に創業したイタリア・トリノの老舗カフェです。創業から現代までの約250年以上、哲学者ニーチェや、作家アレクサンドル・デュマ、イタリア初代首相カブールなど世界中のセレブから愛されてきました。
創業当初から門外不出のレシピで作られるチョコレートドリンク「ビチェリン」は、お店の看板メニューです。落ち着いた空間で、イタリアのカフェの真髄をお楽しみください。
イタリアンレストラン「アル テアトロ」
「東京芸術劇場」2階のプレイハウス入口隣にあるおしゃれなイタリアンレストラン「アル テアトロ」。「AL TEATRO(アル テアトロ)」とは、イタリア語で「劇場にて」という意味の言葉です。
天井の高い開放的な店内にはカンツォーネの歌声が心地よく流れ、落ち着いた雰囲気。都内の有名店で料理長を勤めていたシェフの手掛ける料理は、見た目も素敵で絶品の美味しさ。比較的お手軽な料金で、本格的なイタリアンを楽しむことができます。
劇場の前や後に、ゆったりとした店内で絶品のイタリアンを心行くまでお楽しみください。
ベルギービールカフェ「ベル・オーブ」
「東京芸術劇場」の1Fに位置する「ベル・オーブ」は、ベルギービール専門店で、豊富な種類のベルギービールを楽しむことができます。ベルギービールやワインとマッチするベルギー伝統の美味しい料理も充実しています。
一面ガラス張りの店内には、日光が差し込み、明るい雰囲気。テラス席やテーブル席、カウンター席もあり、おひとり様でも利用しやすく人気のお店です。待ち合わせや劇場の前や後に、異国情緒あふれる雰囲気の中、美味しいベルギービールで乾杯しませんか?
グッズショップ「シアターアートショップ」
「シアターアートショップ」は、「東京芸術劇場」の1Fにある、絵画やポストカードなどアート関連の雑貨、輸入雑貨など揃うアートショップです。「東京芸術劇場」オリジナルのグッズも販売しているので、東京観光のお土産に買うのもおすすめです。
好きなアーティストの作品を探したり、アートなお土産を見つけにどうぞお立ち寄りください。
東京芸術劇場まとめ
以上、「東京芸術劇場」の魅力や楽しみ方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
池袋のシンボル的な存在の「東京芸術劇場」には、世界最大級のパイプオルガンを設置したクラシック専用のコンサートホール、舞台芸術を満喫できる「シアターイースト」、「シアターウエスト」、また観劇の前後に食事も楽しめるカフェやレストランなど、お楽しみがたくさん詰まった劇場です。
東京池袋を訪れたら、ぜひ訪れてほしいおすすめのスポットです。