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歴史情緒を感じる「俳優座劇場」のここにしかない魅力

流行の最先端を行くハイセンスな街「六本木」・・・。私たちを魅了する六本木には、長い歴史を持つ老舗の民営劇場「俳優座劇場」があります。

「俳優座劇場」は、劇団「俳優座」の10周年を記念して開場された劇場です。観客と舞台との一体感が生まれる劇場では、独自のプロデュース公演など演劇制作も行われ、俳優座以外の演劇上演や現代劇を中心としたさまざまな舞台を楽しむことができます。

本記事では、歴史情緒を感じる「俳優座劇場」のここにしかない魅力をわかりやすくご紹介しますので、まだ「俳優座劇場」を訪れたことがないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「俳優座劇場」の魅力と基本情報

都内には、最も劇場数の多い新宿区をはじめ、二百近い数の劇場やホールがあるのをご存知でしょうか。そこでは、連日何かしらの公演が行われています。東京は、「世界有数の演劇都市」と言えるのです。

60年以上の歴史を誇る「俳優座劇場」は、現代演劇を中心とした舞台芸術文化を創り上げてきました。
連日満員御礼になるほど人気の「俳優座劇場」。小劇場という臨場感あふれる空間で目にする役者の演技は、テレビで見る俳優の演技とは異なり、私たちを魅了し続けています。

「俳優座劇場」の魅力

個性的な多くの役者を間近で見ることができるのは、「俳優座劇場」ならではの魅力です。

座席の位置にもよりますが、広々とした大きな舞台では役者の息づかいや細かな表情を知ることは難しいものです。小劇場の「俳優座劇場」であれば、表現豊かな役者たちの「表情」に注目しながら演劇を楽しむことができます。前の席に座ることができたらぜひ、役者の息づかいや体温を感じてみてください。

役者が舞台に立つまでには、表現力を鍛える練習や強い声を出すための腹式呼吸を使ったボイストレーニングなど、相当の練習を積んでいます。ベストなコンディションの演技を私たちに見せてくれるのです。役者側にとっても、客のリアルな反応を近くで感じることができるのは嬉しいことですよね。

観客と舞台の一体感が生まれる場所。そこが「俳優座劇場」の最大の魅力です。客席から舞台までの近い距離で、迫力ある舞台演技を体感してみませんか?

「俳優座劇場」の基本情報

現代演劇の創造の場として60年以上も前に創設された「俳優座劇場」は、1980年に再建され、さまざまな劇団やプロデュース団体などの公演、各地の公演を積極的に行っており、シニア世代などの多くの演劇ファンから支持を集めています。

毎年恒例となっている人気芸人のお笑いライブも好評で、今年の4月にも予定されています。「俳優座劇場」から映画館へ生中継されるライブビューイングも決定し、多くの方が劇場で繰り広げられる楽しい時間を心待ちにしています。「俳優座劇場」は、若い世代からシニア世代まで多くのファンに親しまれている劇場ということがよくわかりますね。

住所: 〒106-0032 東京都港区六本木4-9-2
電話番号:03-3470-2880(俳優座劇場)
公式ホームページ:http://www.haiyuzagekijou.co.jp/

「俳優座劇場」の歴史

1944年(昭和14年)に10人の同人によって結成された「劇団俳優座」は、6年間続いた第二次世界大戦後の混乱期に演劇の復興を率いてきました。戦後の混乱期は、従来の価値観や道徳意識、習慣などが崩壊します。戦乱の日本で、高い理想を掲げ正しい道を目指していた先人たちの思い。そこには、私たちの想像もできない苦労があったのではないでしょうか。

それでは、「俳優座劇場」で過去に公演された「公演終了作品」をいくつかご紹介します。現在公演中の作品も合わせて見ていきましょう。

過去作品(2016年)

  • 「狙撃兵~デッド・メタファー~」カナダのとある町が舞台の風刺劇
  • 「城塞」ブルジョア家族の邸宅の居間が舞台-登場人物5人のみの密度の高い会話劇

過去作品(2017年)

  • 「病いは気から」17世紀フランス・パリのあるお屋敷が舞台の風刺コメディー
  • 「海の凹凸」1980年代の東京が舞台-公害病問題に対する人々の葛藤と転機

過去作品(2018年)

  • 「いつもいつも君を憶(おも)ふ」1923年関東大震災-その翌年の初めから始まる物語
  • 「首のないカマキリ」命の距離を見つめる物語

公開作品(2019年)

スケジュール:2019年3月15日~3月31日(座席少)

  • 「血のように真っ赤な夕陽」満州北部、ソ連との国境もそう遠くない開拓村が舞台

「俳優座劇場」のキャパシティ、フロア

1954年(昭和29年)に創立された「俳優座劇場」のフロアは1階にあり、座席数300席という小劇場です。1980年に再建設された現在の最大収容人数は300人ですので、気になる公演は、チケットが完売する前に早めに確保しておきたいですね。

「俳優座劇場」座席表:http://www.haiyuzagekijou.co.jp/

「俳優座劇場」の営業時間

「俳優座劇場」の営業時間は以下の通りです。土日祝日は、平日と比べ営業終了時間が早まりますので、ご注意ください。

  • 11:00~19:00(土日祝日/ 11:00~18:00)

「俳優座劇場」のアクセス・駐車場

電車を利用する場合、最寄り駅からのアクセスは、都営地下鉄大江戸線「六本木」駅 6番出口すぐ、もしくは東京メトロ日比谷線「六本木」駅 4a出口より徒歩1分となります。

渋谷から都営バスで向かう場合は、「都01(新橋駅前⾏)」または「渋88(新橋駅前⾏)」に乗⾞し、「六本⽊駅前」停留所下⾞、徒歩3分です。ただし、「都01」の「六本木ヒルズ行き」は、「六本木駅前」には停車しませんので、乗車の際はご注意ください。

「俳優座劇場」には専用の駐車場がありません。車でお出かけの場合は、最寄りの駐車場を利用しましょう。本記事では、安心して駐車できる「予約制の駐車場」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。こちらの予約制駐車場は、俳優座劇場まで約190m(徒歩約3分)の場所にあります。

住所:〒106-0032 東京都港区六本木7丁目14-4
駐車場名:【予約制】EPARK駐車場 トラストパークレム六本木ビル
電話番号:050-5306-0230
利用可能時間:8:00~23:00
最大料金:(Web予約駐車料金) 全日:当日最大料金2,500円
定休日:無休
クレジットカード:利用可能
ホームページ:https://parking.epark.jp/service/

「俳優座劇場」の料金・チケット購入方法

「俳優座劇場」のチケット料金は、公演内容によって異なります。前売りチケットの購入については、主催の各団体にお問い合わせください。

※「俳優座劇場プロデュース公演」のみ、俳優座劇場で前売りチケットを購入することができます。

お問い合わせ先:03-3470-2880(俳優座劇場)
劇場スケジュール:http://www.haiyuzagekijou.co.jp/schedule/

「俳優座劇場」のチケット購入は、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどで購入することができます。

チケットぴあ:https://t.pia.jp/
ローソンチケット:https://l-tike.com/
イープラス:https://eplus.jp/

「俳優座劇場」の置きチラシ

「俳優座劇場」では、ロビーに置く「置きチラシ」を依頼することができます。俳優座劇場で上演される公演以外のポスター、映画の置きチラシ、ハガキや不定形のチラシ(A4・B5以外の形)、割引券・当⽇精算券などがホチキスでとめてあるチラシは対象外です。依頼する場合は、事前の電話連絡が必要です。(俳優座劇場:03-3470-2880)

可能枚数

  • 演劇公演 、ダンス・舞踊公演 、その他の公演:50枚
  • 中劇場協議会加盟劇場にて上演される公演:100枚

中劇場協議会加盟劇場は、紀伊国屋ホール・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA・天皇州銀河劇場・サンシャイン劇場・俳優座劇場・博品館劇場・本多劇場・三越劇場・Bankamuraシアターコクーン・シアターサンモール・シアターX(カイ)の11劇場です。

まとめ

今回は、歴史情緒を感じる「俳優座劇場」のここにしかない魅力についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。日本を代表する劇団は、「俳優座」の他にも「文学座」「青年座」「宝塚歌劇団」「劇団四季」など多くの劇団がありますが、「劇団俳優座」は、先人たちによって残された遺産や貴重な伝統を引き継ぎながらも新しい作家や演出家、俳優などの育成にも力を入れています。

「俳優座」は、劇団を担っていく「いきいきした新しい才能」を生み出そうとしているのです。次世代を見据えた文芸復興を目指している劇団というところがまた、大きな魅力ですね。

まだ「俳優座劇場」を訪れたことがないという方は、本記事を参考に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。