Home / 観光・レジャー / 東京 観光・レジャー / 【池袋演芸場の楽しみ方】池袋で落語&漫才を楽しめる!

【池袋演芸場の楽しみ方】池袋で落語&漫才を楽しめる!

池袋演芸場をご存知ですか?池袋駅前の西一番街中央通りの入口にある寄席です。東京都には、定席とよばれる毎日開催している寄席の演芸場が新宿、池袋、浅草、上野と4つありますが、池袋演芸場はその一つとなります。

今回は、この池袋演芸場についてご紹介します。寄席というと敷居が高いなと思っている人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。この記事で池袋演芸場の情報を手に入れて、たくさん笑って元気をもらえる落語や漫才を見に、池袋演芸場へお出掛けしてみませんか。

池袋演芸場の基本情報

まずは、池袋演芸場の基本情報です。

住所:〒171-0021東京都豊島区西池袋1丁目23-1 エルクルーセビル地下1階
電話番号:03-3971-4545
URL:http://www.ike-en.com/

商店街にあるビルの1階が入口となり、そこから地下へ降りて行きます。入口には行灯や上りがあり、時間によっては太鼓の音が聞こえてくるかもしれません。地下にある秘密の部屋への探検のようで、入口からワクワクします。

池袋演芸場とは

池袋演芸場は、1951年に創業した演芸場です。1951年といえば、戦後の復興がさかんになり、民間放送が開始されたり、人々が娯楽を求めたりする世情がありました。このような中で、池袋演芸場がオープンしました。

当時の池袋演芸場は、映画館の3階に全畳席で、桟敷も備えた演芸場でした。しかし、その頃の池袋は戦後の復興が遅い地域であったこと、商業中心の街であったことなどから演芸場への人の入りに苦戦していたようです。

1993年に改装後再開されてからは、演芸場は地下階に移動し、椅子92席となりました。この椅子の背面には新幹線のような組立式のテーブルが付属しています。飲食物の持ち込みがOKで、間合いに食べたり飲んだりすることも可能です。

また、池袋演芸場は、地下階の限られたスペースにある小規模の演芸場となっています。演技者の息遣いや表情が近くに感じられ、この演芸場が好き!という御贔屓さんがたくさんいます。

日本の伝統芸である寄席はお値段も高いのでは!?と思うかもしれませんが、各種割引があるなど、思いの他お手頃な値段で寄席を楽しむことができます。小規模でアットホームな池袋演芸場にあなたもぜひ行ってみませんか。

池袋演芸場へのアクセス・駐車場・最寄り駅

池袋演芸場は、池袋駅からすぐの立地で電車からのアクセスが抜群です。

電車で行く場合

●JR東日本、池袋駅北口から徒歩1分

北口を出てすぐに左に曲がり「みずき通り」を約50m進みます。右側に「西一番街」のゲートが見えたらそこへ入ります。ゲートをくぐってすぐの左手に池袋演芸場があります。上りや演目の看板があるのでわかりやすいです。

●東京メトロ副都心線・丸ノ内線、東武東上線 池袋駅12番出口より徒歩1分

12番出口を出て、目の前の横断歩道を三菱東京UFJ銀行側へ渡り、右へ歩くと約15m行った先の左手が「西一番街」のゲートです。ゲートをくぐってすぐ左手です。

車で行った場合の駐車場情報

●コインパーキング
パークネット西池袋1丁目第5駐車場 3台(約90m)
パークネット西池袋1丁目第4駐車場 6台(約90m)
パークネット西池袋1丁目第2駐車場 15台(約110m)
8~26時15分300円 2~8時60分300円 最大料金4時間1500円
●公共駐車場
池袋西口都市計画公共地下駐車場 231台 (約120m)
6~24時30分320円 24~6時60分320円

※昼間、公共地下駐車場の方が時間毎の金額は安いですが、最大料金の設定がないため、最大料金を考えた場合、2.5時間~4時間以内の場合は、コインパーキングの方が安くなります。駐車時間、駐車可能台数などを考えて選択しましょう。

池袋演芸場の営業日時・料金・混雑時間帯・チケット予約方法

営業日

年末12/29~12/31を除く毎日12:00~21:00
毎月1日~10日 上席(かみせき)
毎月11日~20日 中席(なかせき)
毎月21日~30日 下席(しもせき)
31日(12月以外31日がある月) 余一会(よいちかい)企画もの

※10日ごとに落語協会・落語芸術協会が担当し、演目や出演者が変わります。

営業時間
●<上席>(1日~10日)<中席>(11日~20日)

昼・夜 開場 開演 終演
昼の部 12:00 12:30 16:30
夜の部 17:00 20:30

※特別興行を除き、昼夜の入替えなしです。昼から夜まで通しで見ることができます。

●<下席>(21日~30日)

昼・夜 開場 開演 終演
昼の部 13:30 14:00 17:15
夜の部 17:30 18:00 20:30

※昼の部と夜の部は、毎日入替えがあります。

●31日の余一会
12月を除く31日は、余一会の興行が行われていますが、時間はそれぞれの企画によって異なるため確認が必要です。

池袋演芸場の料金(木戸、木戸銭)

●<上席>(1日~10日)<中席>(11日~20日)

一般2,500円、学生2,000円、小人1,500円
(特別興行は料金が変更になる場合があります。)

<各種割引>
浴衣・着物割引:2,000円(昼夜とも)
中高学生割引:1,500円
シルバー割引:65歳以上は、2,000円(昼夜とも、要証明書の提示)
親子割引:小人料金が1,000円

●<下席>(21日~30日)

昼の部:一般・学生2,000円、小人1,500円(特別興行は料金変更の場合あり)
夜の部:日替わり特選会のため、日毎に料金が変わります。

<各種割引>
親子割引:小人料金が1,000円

●31日の余一会は企画により料金が異なります。

混雑時間帯・混雑情報
平日の昼間は空いていることが多いですが、人気のある噺家の興行のときには、立ち見が出ることもあります。また、年末年始、千秋楽などのときも混雑し、立ち見や満員御礼となることがあります。情報を得て、人気の出演者や演目のときには早目に向かうようにしましょう。

チケット予約方法

池袋演芸場のチケットは、通常、予約や前売りはなく、当日、現地のチケット売り場の窓口で購入することになっています。しかし、人気の噺家の特別公演、落語協会特選会などは、前売り券が発売されることもあるようです。
ウェブページで最新情報を入手しましょう。
池袋演芸場URL:http://www.ike-en.com/
落語協会URL:http://rakugo-kyokai.jp/
落語芸術協会URL:https://www.geikyo.com/index.php

池袋演芸場の途中入場

池袋演芸場の寄席は全席自由席で、一律料金です。途中入退場も自由にできるため、時間にしばられず気軽に寄席を見に行くことができます。特に<上席>(1日~10日)<中席>(11日~20日)は、昼と夜の入れ替えがないため、昼の部で入場し、夜の部で退場することもできます。

途中入場の場合、前の方の席への移動は、出演者の交代される時など他の観覧者の迷惑にならないように気をつけましょう。

池袋演芸場の魅力と楽しみ方

池袋演芸場は、他の定席よりも少ない席数のため、噺家さんと観客が一体感を味わうことができます。また、どの席に座っても噺家さんとの距離が近く、身振り手振り、表情やしぐさ、声音などとてもよく伝わってきます。

また、池袋演芸場は、他の定席と比べると一人あたりの持ち時間が長いため、噺家さんが新しい演目を披露する場にしたり、他の寄席ではできない演目に挑戦したりすることもあるようです。小さい演芸場ですが、他にはない良さがたくさんあります。ぜひ、池袋演芸場へ出かけてみませんか。

ここでは、池袋演芸場で行われる「落語」「漫才」「手品」について、その見所をご紹介いたします。

落語

落語は、話芸の一種で噺の最後に「オチ」があるのが特徴です。噺家さんが座布団に座り、身振りと手振りを交え、声音を変えながら一人で何役も演じて話を進めます。

舞台装置や背景などなく、噺家さんの話し方、身振り手振り、扇子や手ぬぐいなどの小道具であらゆるものを表現していきます。シンプルだからこそ高度な話術が必要な伝統芸能です。

噺家さんの話術で、物語の中へ引き込まれ、想像の世界が広がっていくのを楽しみましょう!

漫才

漫才は、主に二人による話芸です。二人の滑稽な掛け合いで笑いを起こします。多くはボケとツッコミと言われる役割があり、ボケは会話の中で面白いことを言うことが多く、会話の中で明らかな間違いや勘違いで笑いを誘います。

一方、その相方となるツッコミ役は、ボケの間違いを素早く素敵し、ボケのとぼけたところを観客に知らしめる役割や話を進めていく役割を担っています。

二人の絶妙な掛け合いでお腹を抱えて笑えることもあるでしょう!

手品

池袋演芸場では、落語と漫才以外に観客が飽きないようにプログラムの中に色物芸とよばれる芸が散りばめられています。三味線などを利用した音曲である浮世節や俗曲、紙きり、そして手品。

池袋演芸場では、番組表の中で、手品は奇術と記載されています。落語や漫才の間に見る、マジックショーは新鮮ですよ!

池袋演芸場まとめ

池袋演芸場は、腹の底から笑って元気をもらえる演芸場です。そして、寄席という日本の伝統芸能はやはり素晴らしいと思える場所です。

地方公演などで行われる大きなホールで寄席を聞くときと違い、池袋演芸場は小さな空間で、噺家さんとの距離がとても近いです。噺家さんと観客との一体感が格別です。

生で聞く落語は最高です。噺家の人からエネルギーを分けてもらえるような、とても心地いいひとときを体験しに、池袋演芸場へ行ってみませんか。