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【新宿十二社 熊野神社の楽しみ方】お祭り・歴史・文化財

オフィスタワーが立ち並ぶ、大都会東京らしい風景が特徴的な新宿。そんな大都会のど真ん中にある、青々とした緑に囲まれ、日本の古き良き歴史や風情が感じられる場所『新宿十二社 熊野神社』

本記事では『新宿十二社 熊野神社』の歴史や文化財の他、行事などの楽しみ方についてご紹介いたします。

新宿十二社 熊野神社の基本情報

『新宿十二社 熊野神社』は一体どのような神社で、どういった歴史があるのでしょうか。

また神社へのアクセス方法や駐車場の有無、神社ブームの火付け役でもある”御朱印”について紹介していきます。

熊野神社とは

『新宿十二社 熊野神社』とは東京都新宿区に位置する、新宿総鎮守として長くこの地を守り続けている歴史深い神社です。

新宿中央公園と隣接しているため、大都会新宿区のど真ん中とは思えないほどに、青々とした緑に囲われており自然に触れることが出来るスポットです。

春には桜の名所とも知られており、日本の風情ある四季を感じることが出来ます。

熊野神社の歴史

『新宿十二社 熊野神社』は、今から約600年ほどの室町時代に現在の中野区から新宿区を中心に商人として財を成した「鈴木九郎」またの名を「中野長者」によって、鈴木氏の故郷である紀伊国にある熊野三山よりうつし祀ったのがはじまりと言われています。

江戸時代には、神社の敷地内に大きな滝があったり、近隣には十二社池と呼ばれる池があったため自然豊かな景観を味わえるとして有名でした。近くには料亭などが多く立ち並び、花町として賑わい栄えていきました。

その後時代は変わり、周辺には高層ビルが数多く立ち並ぶ東京都内でも有数のオフィス街へと大変貌したものの、新宿十二社 熊野神社は変わらず新宿総鎮守として多くの人々から支持され続けています。

熊野神社へのアクセス・駐車場・最寄り駅

次に『新宿十二社 熊野神社』へのアクセス方法をご紹介します。

【車でのアクセス方法】
青海海道にある交差点「熊野神社」沿いにある神社鳥居を遊歩道を超えてくぐり、神社敷地内に駐車することが可能です。
【電車でのアクセス方法】
JR新宿駅よりバスで約5分
— 新宿西口バスターミナルよりバス停「十二社池の下」が最寄
都営地下鉄大江戸線「西新宿五丁目駅」「都庁前駅」より徒歩約5分

熊野神社の御朱印

『新宿十二社 熊野神社』を訪れる人々の目的で特に多いのが『御朱印』です。

神社ブーム・神社巡りのきっかけともなった御朱印ですが、こちら新宿十二社 熊野神社でも御朱印を求めて訪れる神社愛好家が多くみられます。

設立者の「鈴木九郎」は有名商人だったことから商売繁盛としてのご利益があると言われ、また「女子サッカー日本代表チームなでしこジャパン」が訪れたことから勝利のパワースポットとしても有名です。

新宿十二社 熊野神社の楽しみ方

大都会のど真ん中にありながら自然豊かな環境が味わえることから、ちょっとしたお散歩コースとしても人気のある『新宿十二社 熊野神社』では、一体どのような行事があるのでしょうか。

新宿十二社 熊野神社の楽しみ方と共にご紹介していきます。

文化財

『新宿十二社 熊野神社』では、新宿区が指定する有形文化財をいくつか見ることが出来ます。

●七人役者図絵馬(新宿区指定有形文化財)

『七人役者図絵馬』は1773年にふたりの若手歌舞伎役者である「吾妻富五郎」と「大谷谷次」によって新宿十二社 熊野神社に奉納されたもので、現在も拝殿内にて掲げられています。

絵馬には当時、市村座で大変人気のあった7名の歌舞伎役者を浮世絵師である作者一筆齋文調によって描かれたものです。

●式三番奉納額(新宿区指定有形文化財)

歌舞伎舞踊や日本舞踊などにも取り入れられる、日本の伝統芸能のひとつ『式三番』が描かれた奉納額で、新宿十二社 熊野神社の本殿に掲げられています。

江戸で有名な市村座で、歌舞伎役者「羽左衛門」が式三番は「翁」を演じるにあたって記念として奉納されたものです。

●大田南畝の水鉢(新宿区指定有形文化財)

1820年に新宿十二社 熊野神社に奉納された水鉢で、当時盛大に野神社の祭礼として奉納されたと言われており、新宿区指定有形文化財に認定されています。

水鉢の正面には、江戸時代に有名だった狂歌師「大田南畝」の書による言葉が刻み込まれています。

結婚式

『新宿十二社 熊野神社』では、結婚式を行うことが出来る事から和装での式を望むカップルに人気だそうです。

東京都西新宿のど真ん中というアクセスの良さなのに、青々とした木々に囲まれたロケーションが落ち着きのある式になると多くの人に支持されるポイント。

春には桜が満開に咲き誇る木の下で、秋には紅葉をバックに素敵なウェディングフォトを撮影することが可能です。

また、通常の式場などで行う結婚式に比べて比較的リーズナブルな価格で行えるということから、身内だけで小さく落ち着いた結婚式が行えると、結婚式自体を行う夫婦が減っている今の時代にマッチしているようです。

日本の伝統ある文化にふれながら、静かに落ち着いた結婚式を行いたい人におすすめです。

七五三・お宮参り

小さなお子さんを持つ方であれば、必ず一度はお参りする機会がある神社。

赤ちゃんが産まれ生後1カ月が過ぎた頃に、子どもの誕生と今後の成長を祈って行う行事「お宮参り」に、子どもの成長を祝い感謝しその後の成長を祈願する「七五三」など、小さなお子さんを持つご家庭では神社にて御祈願する機会が数多くあります。

時には祖父母も集まって祝う、そのような家族の一大イベントはやはり記念として写真に収めたいと考える方が多い中、『新宿十二社 熊野神社』では、専属の神社写真館によってプロのカメラマンの撮影付きのお参りプランが用意されています。

わざわざ、ご参拝とは別にスタジオなどを予約しなくても専属のカメラマンによって、神社内で過ごす何気ない自然体な家族の様子を写真で残すころとができると人気にプランです。

9月の大祭

『新宿十二社 熊野神社』では、年に一度9月に新宿全体を巻き込むほどの大きなお祭りが開催されます。

お祭りでは「宵宮」「大祭式」「宮神輿渡御」と3日間に分かれており、有名人のトークショーがあったり御神輿が新宿の街を練り歩いたりと毎年大盛況なイベントです。

この新宿十二支社 熊野神社のお祭りは、神社だけでなく地元の西新宿商店街からも協賛として御神輿が出たりなど、地域全体の繋がりの場としても愛されています。

熊野神社まとめ

大都会新宿のど真ん中にひっそり佇み、長く変わらず地元住民の方々から愛される続けている『新宿十二支社 熊野神社』

そこでは日本の古き良き伝統や文化、様々な歴史に触れる事ができ感じることが出来るます。

新宿の守り神として、多くの人々が未来を想い祈願に訪れ、様々な行事を通して新たな人と人との繋がりが生まれる。

新宿十二支社 熊野神社はそんな地域に無くてはならい、偉大で神聖な場所であることがわかりました。