【新宿思い出横丁の楽しみ方】隠れた名店・グルメ・おすすめ居酒屋

思い出横丁は、100坪以上の土地に約70軒以上の飲食店が立ち並び、昭和レトロな雰囲気を漂わせている飲み屋の聖地とも言われています。はしご酒ができると幅広い年齢層の方に人気の飲み屋ストリートです。朝から開店しているお店もあり、1日飲み歩ける新宿西口エリアの人気スポットでもあります。

思い出横町のお店は、「人情に溢れ、価格が安く、ご飯も旨い」とはしご酒が大好きな方には、おすすめ度が高い場所です。今回はそんな魅力に溢れた「思い出横丁」の歴史や人気店舗もご紹介していきます。

新宿西口の飲み屋街「思い出横丁」の基本情報

思い出横丁とは

思い出横丁の歴史は大変古く、昭和25年～26年頃までの終戦直後まで遡ります。

昭和20年代の思い出横丁

戦前、新宿西口近辺には、当時、駅前に日用雑貨(衣類、靴、石鹸など)を販売する露天商がありましたが戦後(昭和21年頃)には焼け野原となってしまいました。また、ふかし芋・あずき・おでん・天ぷら・古本などを販売する、よしず張りの屋台が40軒程並んでいましたが、火事で全焼してしまいました。

その後、統制経済時代の闇市と言われていた、戸板一枚で区切った露天商の「ラッキーストリート」が出現しました。(現在も戸板一枚で区切った造りは受け継がれています。)昭和22年頃には、ラーメンや今川焼に使用するうどん粉などの統制品に対する取り締まりが厳しく、商売は大変苦労したと言われています。

当時、統制品でないものと言えば進駐軍の「牛や豚のモツ」などでした。このことから、もつ焼きを始める店舗が当時は多く、大変盛況だったようです。現在も当時の面影が残り、もつ焼きや焼鳥屋のお店が数多く残っています。

昭和30年代の思い出横丁

そして昭和30年代に入ると、焼鳥屋やキャバレーなどのお店も現れ始めました。現在焼鳥屋では、お酒を飲んで焼鳥を食べるというスタイルですが、当時は焼鳥を食べながらホステス達がサービスをするというスタイルだったそうです。

昭和34年頃には、再開発によるターミナルビル建設等で、当時甲州街道から青梅街道まで連なっていた約300軒の店は、不法占拠で立ち退くこととなり、現在の新宿西口会館から青梅街道までの店舗が残りました。

当時からの「人情・安さ・旨さ」を残しながら発展し続けてきた「思い出横丁」は現在も賑やかに、人々に愛される形で残っています。

思い出横丁への行き方・駐車場

思い出横丁は、新宿駅西口の北側「新宿大ガード」の西側にあります。詳しい公共交通機関の情報は以下の通りです。

電車でのアクセス

バスでのアクセス

駐車場
・新宿西口駐車場

・イビス東京新宿 駐車場

・新宿サブナード駐車場(西武プリンスホテル通入路)

新宿西口の飲食街「思い出横丁」のおすすめのお店7選

それでは、ここからは思い出横丁のおすすめ店舗７選をご紹介していきます。

鳥園/焼き鳥

産地直送の新鮮な魚と、新鮮な野菜を毎日取り揃えています。春夏秋冬の厳選された食材の料理も用意されており、料理の種類も豊富で、なんと120種類もあります。満足のいく料理を毎日提供している鳥園さんは、老舗でもあり古くからの常連さんも足繫く通うおすすめの居酒屋です。美味しい料理とお酒に酔いしれてみてください。

カブト/うなぎ

鰻一筋でやってきた本当に美味しい鰻屋のご紹介です。創業は1948年（昭和23年）になり、老舗の店舗になります。カブトさんでは、鰻を余すことなく頭から尻尾まで、無駄なく食べてもらいたいという気持ちから、様々な部位を焼鳥のように串刺しにして料理を提供しています。

紀州備長炭でじっくり焼き上げた美味しい鰻は、お酒のお供に最適です。こちらもリピーターの方が多いおすすめのお店です。是非足を運んでみてくださいね。

もつ焼き ウッチャン

毎日店内が賑わっているおすすめのお店です。思い出横丁内でも上位に入る人気店となっています。開店と同時に列ができることも。さくっと呑めるので、はしご店にピッタリなお店です。人気商品の牛もつ煮は、味が良く染み込み店内自慢のモツはお酒のおつまみに最高です。串焼きも種類豊富で、お手頃な値段で美味しい串焼きを召し上がることが出来ます。

きくや

元祖酎ハイボールのお店です。独自にブレンドした「きくや特製酎ハイボール」は、病みつきになること間違いありません。是非、お賞味ください。また他にも、麦焼酎から芋焼酎までお客様のお好みに合せてお選びいただけます。

創業以来、つぎ足しながら使いつづけてきた秘伝のタレを使用した串焼きは、きくやの人気料理です。たれの他にも素材の味を充分に引き出す特製の塩でじっくり焼き上げた串焼きの塩も人気商品です。

そして、きくやの特製辛味噌がとても美味しいと評判です。この味噌にかかれば、ただのキャベツも最高のおつまみに変わります。味わい深い料理と美味しいお酒を楽しみたい方におすすめのお店です。

つるかめ食堂

つるかめ食堂はリニューアルオープンしたお店です。思い出横丁のへそと呼ばれていた店舗です。人気メニューのたっぷりの大豆、ひき肉をカレーで味付けした「ソイ丼」と牛すじとハムマリネをご飯の上にのせた「元気丼」が人気商品です。他オリジナリティ溢れるメニューが多数ありますので、是非足を運んでみてくださいね。

トロ函/函館

鮮度抜群の魚介類を種類豊富に取り揃えています。店内で七輪で炙って食べる事が出来るので、新鮮な魚介類を熱々で召し上がれます！できたての貝をお酒でグイっと流し込みたいですよね。

そして、他にも素材には手を加えず、そのままで美味しい「鮪ブツ」やトロの切り落とし、てんこ盛りの「函盛りウニイクラ」など、どれもコストパフォーマンス、味、質は最高です。活気がある店内は行くと元気がもらえると評判です。海鮮系がお好きな方は是非足を運んでみてくださいね。

岐阜屋/ラーメン・中華

戦後すぐにオープンした中華料理屋。老舗中の老舗のおすすめ店のご紹介です。何と言ってもラーメンが安く旨いと評判で、親会社で製麺所を営んでいるのでお安くご提供できるのも店舗の強みであり売りになっている。お酒のお供のおつまみも種類豊富にあり、どれも美味しいです。締めの店舗としても、普通に飲む際にもおすすめのお店です。気さくな店長さんもお店に多くの常連ができる秘訣となっています。是非足を運んでみてください！

思い出横丁まとめ

思い出横丁の歴史やおすすめの店舗を7店舗今回はご紹介してきましたが、他にも店舗は沢山ありますので、是非お気に入りの店舗を見つけて行きつけにしてみてくださいね。週末になると混み合う事も予想されます。長居する方もいれば、はしご酒をして短時間で出るというようなスタイルの方もいますので、お目当ての店舗がある方や、ご不安な方は、お店を予約してから訪れた方が良いと思います。ノスタルジックな雰囲気の思い出横丁は、気軽に立ち寄れるので酒好きには堪らない場所ですよね。

昭和の雰囲気を味わいながら美味しい食べ物を食べて、美味しいお酒を呑んで日頃の疲れを癒しに行ってみてください。今回も最後まで記事をお読みいただきまして、ありがとうございました！