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【東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の楽しみ方】ゴッホ・ゴーギャン・セザンヌの作品に会える

東京都新宿区にある「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」は、日本で唯一、ゴッホの「ひまわり」を見ることができる美術館として有名です。また、ゴッホの「ひまわり」以外にも、ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」や、セザンヌの「りんごとナプキン」も所蔵しており、常設展示で見ることができます。

また、こちらの美術館では、西洋絵画から現代アートまで、さまざまな展覧会を開催していて、どれも魅力のある企画で人気です。

高層ビル42階に位置し、都心の眺めも最高な「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の楽しみ方をご紹介します!さあ、名画に出会いに出かけましょう。

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の基本情報

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」は、ゴッホの「ひまわり」やゴーギャン、セザンヌの有名作品を見られる日本唯一の美術館であることから、大変人気の美術館です。早速美術館の基本情報からご紹介しましょう!お出かけの際はぜひ参考にしてください。

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」とは

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」は、昭和の美人画で戦後日本を一世風靡した洋画家「東郷青児」の美術作品コレクションを収蔵・展示している美術館です。

公益財団法人「損保ジャパン日本興亜美術財団」運営の私設美術館で、新宿区の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階に位置しています。

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」が、ゴッホの「ひまわり」を購入したのは1987年。約53億円で落札し、その落札額は日本のみならず国外でも話題となりました。

ゴッホの「ひまわり」を常設で鑑賞でき、しかも新宿駅からすぐというアクセス抜群の立地、さらには高層ビルの42階という展望も抜群な場所で鑑賞できるのは日本でもここだけです!

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」のアクセス・駐車場

●美術館へのアクセスについて
電車をご利用の場合
JR新宿駅西口、丸の内線新宿駅・西新宿駅、大江戸線新宿西口駅 より徒歩5分

車をご利用の場合
新宿ICより3分。

美術館の駐車場をご利用ください。
約30台 (料金は30分300円)
※高さ2.1m、幅2.5m、長さ6mまで

※美術館の地下1階に車いす専用の駐車スペース有り(2台)

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の会館時間・入場料金

●開館時間について

  • 開館時間:午前10時から午後6時まで(入館は閉館30分前まで)
  • 展覧会により開館時間が異なる場合があるので、展覧お会の案内をご覧ください
  • 開館時間を変更する場合は、ホームページでお知らせします
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  • 休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)、展示替期間、年末年始

●入場料金について
展覧会により入場料金が異なるので、展覧会案内でご確認ください。開館時間を変更する場合は、ホームページでお知らせします。

●その他利用について
車いす貸し出し可(2台)
荷物用ロッカー有(1階と42階)

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の魅力と楽しみ方

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」は、東郷青児をはじめとする同時代の近代・現代の日本人洋画家の作品を紹介するのを目的に開館し、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌといった世界的に有名な画家の作品も収蔵、展示しています。コレクションの数は、620点にもおよびます。

「アジアで唯一、ゴッホの「ひまわり」に出会える美術館」としてとても有名ですが、こちらの美術館では常設展のほかに年間約5つほどの展覧会を開催していて、西洋絵画から現代アートまで、さまざまなジャンルの国内外の作品を紹介しています。

また高層ビルの42階に位置し、東京スカイツリーや東京タワーなど、東京の街を一望できる展望スポットとしても人気です。

そんな「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の魅力と楽しみ方についてご紹介します。

ゴッホの「ひまわり」が常設されている

美術の教科書などでもあまりにも有名なゴッホの油彩画「ひまわり」。ゴッホが南フランスのアルルで描いた「ひまわり」の7作品のうち、現存かつ美術館に保管されているのは5点。その中のうちの1点が、ここ「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」にあります。

1987年、損保ジャパン日本興亜が約53億円という落札額でゴッホの「ひまわり」を購入し、その落札額は当時に国内のみならず世界でも話題となりました。ロンドンにあるゴッホの「ひまわり」をもとに描かれたというこちらの作品は、ゴッホらしい細やかな配色やタッチの変化が見事で思わずため息が出てしまいます。

世界中を探しても7点しかない名画「ひまわり」は、こちらの美術館の大きな目玉となっています。

ゴーギャン「アリスンの並木路、アルル」

ポール・ゴーギャン作の「アリスカンの並木道、アルル」は、1888年10月にゴーギャンが南フランスのアルルに到着して間もなくの合間に描かれた、作品です。
絵画の中央に描かれているのは、古代の石棺で、題名にもある“アリスカン”です。“アリスカン”とは、アルルの南東にある古代ローマ遺跡のことです。

また、この絵の描かれているキャンバスは、ゴーギャンがアルルに到着してから購入し、ゴッホと分け合った目の粗いジュート生地で出来ています。ゴーギャンとゴッホ、二人の親睦の深さが伺い知れますね。

セザンヌ「りんごとナプキン」

ポール・セザンヌの描いた「りんごとナプキン」も、美術の教科書などでおなじみの有名な作品です。セザンヌは風景や肖像画で有名ですが、静物画の優れた作品も数多く残していて、この作品もそのうちの一つです。

「印象主義を美術館で展示されている作品のように、堅牢なものにしたい」というセザンヌの言う通り、この作品でも、一見無造作に並べられたりんごが堅牢な空間を作り出しています。

東郷青児「望郷」

二科会を中心に活動した洋画家・東郷青児(1897~1978)の「望郷」は、第5回日本国際美術展で、一般入場者による投票で「大衆賞」を受賞した作品です。

“甘美な女性と抒情性”は、女性像の画家として知られる東郷が得意とするところで、この作品は大衆の記憶に残るような東郷式」の代表的作品です。幻想的な女性像の魅力を堪能してください。

魅力的な展覧会

「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」では、常設展の他にも、西洋絵画から現代アートまで、さまざまなジャンルの魅力的な展覧会を年5回ほど開催しています。

過去には、絵本で世界的に人気を誇る「レオ・レオーニ」の作品を紹介した「みんなのレオ・レオーニ展」や、19世紀のフランスを代表する風景画家、「シャルル・フランソワ・ドービニー」の国内では初めての展覧会「ドービニー展」など、魅力的な展覧会を多数開催していて、どの展覧会も人気を集めています。

お土産におすすめミュージアムグッズ

42階のフロア―にあるミュージアムショップでは、展覧会のカタログや図録、ポストカードや美術館のオリジナルグッズなど、ここでしか購入できない商品を取りそろえています。
当館でしか手に入らないものがたくさんあるので、お土産にも最適です。お気に入りを見つけてください。

きになる絵画があれば複製画を購入できる

当館のミュージアムショップでは、ゴッホの「ひまわり」やゴーギャン、セザンヌの作品など、美術館で気になった絵画の複製画を購入することもできます。

オフセット印刷で刷られた複製画に、油絵の特徴である油絵具の隆起を、特殊樹脂で丁寧に筆で再現していて、それはまさに本物そのもの!素敵な額装付きで複製画を購入することができます。複製画については通信販売も可能です。本物そっくりのお気に入りの名画をお手頃な価格で手に入れられるのは嬉しいですね。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館まとめ

以上、「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」についてみどころなどご紹介してきましたがいかがでしたか?
世界に7点しかないゴッホの「ひまわり」を見られるアジア唯一の美術館は、日本を訪れたらぜひ立ち寄ってほしいスポットです。高層ビル42階から東京を見渡せる眺望も抜群の美術館で、名画をゆっくりと楽しむのはいかがでしょうか?