皆さんはトリックアートというものを知っていますか?おもに人の感覚の錯覚を利用した「だまし絵」のことを指します。最近ではトリックアートへの関心が高まり、様々な企画や展示が行われているので、皆さんよくご存じかもしれないですね。
このトリックアートを身近に楽しむことができる「東京トリックアート迷宮館」を今回はご紹介したいと思います。2017年にほとんどの作品を入れ替えたこの施設、記事の中ではアクセスや料金の基本情報はもちろん、見どころなどもご紹介していきます。恋人や家族連れ、友人同士におすすめなこの施設の魅力をたっぷりお伝えできればと思います。最後までゆっくりご覧ください。
ページコンテンツ
東京トリックアート迷宮館の基本情報
東京トリックアート迷宮館とは
今回ご紹介する「東京トリックアート迷宮館」。東京の台場にあるデックス東京ビーチ館内にあり、2011年にオープンしました。作品はすべて触れることができ、写真撮影も自由に行うことができます。
当初から人気はありましたが、2017年に館内の作品をほとんど入れ替えてリニューアルオープンしました。館内は迷宮館の名前通り、次のエリアへ進むための道も一目ではわからないようになっています。そのため、さまよいながら多くの作品を楽しめる展示となっています。
ちなみに、「トリックアート」とは人の目の錯覚を利用することで、「立体的に見られる絵画」や「見る角度を変えることで印象が変化する作品」等、平面のものを立体的に描いたアート作品のことを指します。
そもそもの始まりは古く、古代ローマ文明でも描かれていたと言われています。その後、遠近法などの技術とともに発展しヨーロッパを中心に「トロンプルイユ」の名前で親しまれてきました。日本でも江戸時代に歌川国芳が浮世絵でだまし絵を描き、庶民の間で人気を集めていました。
現在、皆さんに広く知られている「トリックアート」という言葉は実は日本で誕生したことを知っていますか?日本で初めてトリックアート美術館を造った、剣重和宗さんが作った言葉だそうです。現在では、剣重さんが創業した株式会社エス・デーの所有する商標登録となっています。
剣重さんは「多くの人に芸術を身近に楽しんでもらいたい」という思いから、「トリックアート」の普及に努めました。その尽力もあり、現在は日本全国17箇所のトリックアート美術館を含め、各地の企画展も含めると年間200万人が訪れる大規模コンテンツになっています。
「トリックアート」は基本的には体験型のため一人ではなく、複数人の方がより楽しめるコンテンツになっています。作品の前でポーズを決めた人を撮影することで、まるで絵の中に入り込んでしまったような写真など、とっても面白い写真を撮ることができます。写真を撮る際は恥ずかしがらず、思いっきりポーズを撮ったほうがより面白い写真を撮ることができますよ。
写真を撮って初めてどんな作品かわかるものもあるので、カメラやビデオ等は忘れずに持っていくことをオススメします。撮影する位置によって作品の雰囲気も変わるため、同じ作品で何度も違う楽しみ方ができるのも魅力です。ぜひ、恋人や家族、友人と訪れて自分だけの一枚を探してみて下さい。
東京トリックアート迷宮館へのアクセス・最寄り駅
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電車
ゆりかもめ線「お台場海浜公園駅」徒歩約2分
りんかい線「東京テレポート駅」徒歩約5分
水上バス
船の科学館ライン「お台場海浜公園駅」徒歩約3分
都バス
海01系統「台場二丁目」停留所下車すぐ
虹01系統「台場二丁目」停留所下車すぐ
波01系統「台場二丁目」停留所下車すぐ
都05系統「台場二丁目」停留所下車すぐ
車
首都高速11号台場線「台場ランプ」から約3分
首都高速湾岸線「有明/臨海副都心」から約4分
東京トリックアート迷宮館の駐車場
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デックス東京ビーチ駐車場
利用時間
1F 24時間営業
2F 9:30~24:30(最終入場22:45)
駐車料金
入庫後最初の1時間500円
以降の追加料金【平日】30分ごとに250円
※1日最大料金1,500円(10:00~24:00)
【土日祝日】20分ごとに200円
※1日最大料金の設定なし
東京トリックアート迷宮館の営業時間・休館日
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営業時間:11:00~21:00 (最終入館20:30まで)
住所:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ4F
定休日:不定休
東京トリックアート迷宮館の料金
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大人(高校生以上):1,000円
小人(4歳~中学生):600円
3歳以下:無料
東京トリックアート迷宮館のクーポン情報
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来場した際に、クーポンページを見せることでオリジナルポストカードがもらえます。
注意点として
※来場した際にスタッフに画面を提示してください。
※入館後、グッズコーナースタッフに提示してください。
※1回提示につき、1グループに1枚オリジナルポストカードがもらえます。
※他のクーポンや割引との併用は出来ません
特典クーポンページ
東京トリックアート迷宮館の魅力と楽しみ方
江戸ゾーン
まず最初にご紹介するのは「江戸ゾーン」。江戸の街並みにタイムスリップしたような体験ができます。入り口に入ってすぐに広がる台場関所の光景。着物のお姉さんも「いらっしゃい!」といわんばかりの笑顔で迎えてくれます。
ちょっと疲れた時には、茶屋で休憩なんていかがでしょう?
茶屋の女将さんも「一杯お茶でも飲んでいきませか」と服を引っ張って引き留めてくれる熱烈な歓迎ぶり。
そのほかにも、「危ない!暴れ馬が飛び出してきた!」や、
「悪だくみを聞いてしまった!」など江戸の街並みの様々な面白写真を撮ることができます。
江戸の人々だけでなく、江戸時代に描かれた鳥獣戯画の動物たちも飛び出してきますよ!
ゆかいな忍者屋敷
次に紹介するのは「ゆかいな忍者屋敷」。ここではいろんな場所から忍者に狙われるスリリングな体験をすることができます。
忍者に下から狙われたため、みんなで天井に張り付いたり、
いきなり忍者に吹き矢を吹かれて「うわ!吹き矢が飛んできた!」や、
隠れていた忍者を引きずり出して「なんでばれちゃったの!」など
忍者をあっと驚かせる写真を撮ることができますよ。
怖くないお化け屋敷
次に紹介するのは「怖くないお化け屋敷」。ここでは様々なお化けに襲われたり、仲良くなったりすることができます。
例えばろくろ首に膝枕をしてもらったり、
かとおもえば天狗に襲われたり、
「まぁ、ちょっと一杯飲まんかね」と赤鬼にお酒を注いでもらったり、
「ちょっとやめて!」とから傘お化けの足を引っ張ってみたりすることもできちゃいます。
名作トリックアート
次に紹介するのは「名作トリックアート」。過去の名作から最新作までのうち、人気の作品を集めた展示をしています。
絵の中の紳士たちの帽子をイタズラで飛ばしてみたり、
強風で傘だけでなく、自分も飛ばされそうになってしがみついてみたり、
魚に混じって人魚になってみたり、
夢のような空を飛ぶ魔法の箱に乗ってみたり、
うっかり、ドラキュラのおやつとして閉じ込められたりします。
脳トレコーナー
最後に紹介するのは「脳トレコーナー」。ここでは錯視や絵画の技法を使って脳の柔軟性を高める体験ができるエリアとなっています。
例えばこの絵、犬のサイズが3匹とも違うように見えますが本当は!
解答については、実際に訪れた際に確認してみて下さい。このように実際の作品を見ながら、楽しく脳トレをすることができます。
東京トリックアート迷宮館まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は東京の台場にある「東京トリックアート迷宮館」をご紹介させていただきました。写真を見ているだけでもワクワクしてしまうような雰囲気ですよね。近年人気が高まっている「トリックアート」、実は日本だけでなく海外でも人気のコンテンツになっています。そのため外国人が訪れることも多いそうです。
今回、掲載した写真以外にも「東京トリックアート迷宮館」では、まだまだ沢山の「トリックアート」が展示されています。写真を撮る以外にも、クイズに答えて錯覚について勉強したり、「トリックアート」のグッズを買ってみたりなど様々な楽しみ方ができる施設となっています。これを機に是非とも一度訪れてみてはいかがでしょうか。